英国エセックスでの「ライオン騒動」が妙なことになっているのだそうな。
そもそもの発端は野原で巨大なネコ科動物を目撃した人がいたことから。どうにも尋常でないサイズで、しかも首周りにフサフサとした毛が生えていたことから目撃者が「ライオンがいる」と騒ぎ出し、警察などが出動することとなった。 しかしその騒ぎの中、近隣の住民の一人が「それ、うちの猫じゃね?」と言い出し、ひとまず騒ぎが収まった様子。確かにデカイし、毛がフサフサしてるし遠目に見たらライオンに見えるかもしれないなあ。ちなみに猫の品種はメイン・クーンで、名前はテディベアというそうな。(参考・画像あり BBC News - Essex 'lion') だが、どうも最初に「ライオン」を目撃した人物は納得していない様子で、いまだ猛獣注意を訴えているようなのだが。まあ、この辺りはUFOを見ちゃったり、霊が見えちゃったりする人に通じるところがあるのかもしれない。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-30 00:08
| 猫
「覆水盆にかえらず」という諺は、覆水なる坊さんが盆の時季に帰省しなかったということではなく、取り返しのつかぬ失敗をすることである。
この諺を動詞としてザックリと表現すると「やらかした」になるのだと思うが、隠語というか業界語というか、コンパクトな上に侮蔑的なニュアンスも加えることができるので、こっそりと使用範囲が拡大しているようである。 先ごろ、この「やらかした」のキーワードでネット検索をしたところ『東日本大震災でやらかした人まとめWiki』というサイトを見つける。内容はタイトル通り、昨年の震災絡みで行われた有名・無名な人々の不適切な行動を記録したもの。少なからぬ有名人について震災後に活動自粛に追い込まれていたり、バッシングを受けたりしている例は知っているが、全てを把握しているわけではないので、こういうまとめはありがたいことである。 しかし個人の言動が多い中、国レベルのところに関してはドン引きかも知れぬ。曰く「天罰」なのだそうだが、自然災害に関して自業自得というのはいかがなものかと思う。備えが不十分で被害が拡大してしまうことを反省材料するのは理屈に合うが、しかしかの国の主張はそういう方向じゃない様子だ。でも地震と関係のない政治的な軋轢を結びつけて考えるのは論理的におかしいだろう。 地震に限らず、水害やら台風やらと対策の必要な自然災害は少なくないのだから、他所を「天罰」と嘲笑う暇があったら災害対策を黙々と進めたほうが良いような気がするのだがなあ。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-28 23:30
| 時事
スペインにて、絵画修復に関しては素人の80歳の女性が、教会のフレスコ画を修復しようとして全然別の絵にしてしまうという事件が起きた。元々の絵について、歴史はあるけれど画家としては地元の名士程度の存在なので事件が起きるまでは注目されていなかったけれど、事件後には話が大きくなりすぎて観光客が殺到する事態となっているそうな。
全然別の絵というけれど、修復後は正直言うとあまり上手くない絵(平たく言うと下手)というのが、話を大きくした要因となっている。まあ、下手は下手なりにとても味のある絵だが、多分「修復」云々がなければ見向きもされぬ絵であるのだろうなあ。 「修復しちゃった」女性は、それなりに絵を描いてきた経歴があるようだが、しかし「描ける」のと「直せる」のは別の技術であるのは周知の通り。だから手をつけたはいいけれど、徐々に別物になっていき歯止めが効かなくなって本人は焦ったのだろうなあ。で、最終的には「ああもう」という感じか(特に口元なんかは)。 紆余曲折を経て、今度は専門の修復家を導入して、元の絵を取り戻せるか否かという議論の最中なのだという。しかし騒ぎのきっかけとなった「あの絵」がどうやら現在大人気になってしまったらしく、そちらも保存したいとの意見もあるのだという。で、ワルノリした人がTシャツ作ったり、例の絵を素材にデジタルコラージュで戯画を日々生産中なのである。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-28 00:24
| 時事
しつこくロンドン五輪閉会式でのモンティ・パイソン人間大砲についてのあれこれなど。「代表的なネタ」扱いだったのに、該当するスケッチが見つからなかった件について。
どうも英語による解説だかナレーションが元々あったようなのだか、そこで「Monty Pythonesque」との表現があり、それを「代表作」と訳してしまったのではないかと思われる。でもこれは「いかにもモンティ・パイソンらしい」ぐらいの訳なんじゃなかろうか。 しかし、しつこくつきまとっていたせいで、ネタについての少しだけ面白い解釈も発見する。出演したエリック・アイドルは昔、あるスケッチ中でジョン・レノンの扮装をしたことがある。ジョン・レノンといえば『イマジン』(閉会式中にも演奏あったし)だが、その歌詞中で「天国が無いって想像してごらん」と歌っているのだから、天国で天使や尼僧と歌えや踊れのあのシーンを演じるのはかなりの卓袱台返しとなるのじゃないのかなあ、と。 それでも、あの程度であればモンティ・パイソンとしてはマイルドな方のネタであろうと思う。全盛期においては爆発物や、大砲など出てくるとたいがいはIRAの爆弾テロを皮肉ったネタであったけれど、さすがに国際的なイベントでテロを連想するネタは無理だわな。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-26 00:12
| 雑記
サッカーによって領土問題がこじれている今の状況を見て、「サッカー戦争」について調べてみた。
この戦争は1969年7月に、中米のエルサルバドルとホンジュラスの間に勃発した戦争のことである。直接的なきっかけはワールドカップ予選の際に、18歳のエルサルバドル女性が自国が敗北したショックでピストル自殺をしたことである。この死がメディアによって象徴的に扱われたことにより、のちの再戦で外交レベルでの国交断絶を賭けた脅迫合戦となり、それがエスカレートして本物の戦争へと発展してしまう。 とはいっても原因はサッカーばかりではなく、破綻しかかったエルサルバドル経済、その結果の入植農民のホンジュラスへの大量流入、両国間の国境線未定問題などを抱えていた背景もある。しかし、サッカーの結果という側面がとかく強調されるので、政経の部分に踏み込む説明は少ないのだけれど。 ともあれ戦闘の結果、ホンジュラスによるエルサルバドルへの経済制裁、エルサルバドル国内の内戦状態へと事態は発展し、結局すべてが収まるまでには40年近くの年月を要することとなる。 しかし、うちの国とあそこがこんなことになっているのも、そもそもサッカーが原因じゃないというのがなんともはや。国内の不満をそらすためにスポーツイベントを利用してというのも既視感ありだし、また国境問題が存在するというのもアレだ。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-25 01:18
| 時事
汗を大量にかき、衣類が肌に張り付くのを防ぐため、ベビーパウダーを体にまぶす。
しかしベビーパウダーという言葉が音節的に何となく呼びづらいので「天瓜粉」と呼んでいるのだが、レトロな感じもしないではない。元々「天瓜粉」は、「天瓜」の別名を持つキカラスウリの根から作られたデンプンのこと。デンプンの吸湿性と、細かい粒子であることによる摩擦係数の低下の目的で皮膚にまぶし、アセモやタダレなどの皮膚症状を軽減させる目的で用いられる。 現在のベビーパウダーではデンプンに加え、微細に砕かれた「タルク(滑石)」をブレンドしてあり、旧来の天瓜粉と同一のものではないのだが、呼びやすいのでついつい「天瓜粉」である。まあ五文字であるため、「天瓜粉」は俳句の季語にもなっているのだから、覚えておいて損のない言葉であろうけれど。 似たような話で、円を作図するのに用いるコンパスを、旧来の呼び方「ぶんまわし」と呼んだりもするのだが、その際に「『ぶんまわし』で精密に作図」などと喋ると、乱暴なのか緻密なのか分かりづらいということが起きる。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-23 23:53
| 日記でしかない
スリランカの寺院にて宗教的にタブーな写真をとったとしてフランス人3名が逮捕されたとのニュースを読む。地域が変われば慣習が変わるので、どんなタブーがそこにあったのかと調べると、スリランカでは仏像と人間を同じ写真に写してはならないというものがあるそうな。
問題のフランス人たちは、スリランカの寺院にて仏像と人間がキスしているように見える写真を構図を工夫して撮っていたとのことだが、なんとなくアウトっぽい感じは伝わってくる。そして、その写真をスリランカ国内の写真展で現像した際に警察に通報されたのだという。 ただ日本の寺社仏閣においても仏像や御神体の撮影は禁止という場所は多い。逮捕こそされないけれど注意されるとか、怒られるという流れとなるので、撮影ができるかどうかは確認しなくちゃ駄目だということなのだろう。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-22 00:40
| 雑記
もしも戦争になったら、我が国のあの組織は最初の時点でカバディをやるんじゃなかろうか。どうも命のやり取りは世間体としてよろしくないので、できるかぎり殺さぬ方向と思ってみたらカバディに辿り着いたので。
カバディというスポーツのルールは、攻撃側の選手を守備側が複数で取り囲み、外に出られぬようにするというもの。その際に相手へのタッチなどで得点が入るだとか、「カバディ、カバディ」と断続的に唱え続けるだとか各種ルールがあるけれど、説明は省略。ともかく相手を包囲網から出さない戦略を、実際の兵器を用いてやれるとこまで続けるのじゃないのだろうか。 一滴でも血が流れればおそらくその戦略は中断することとなろうけれど、練度の高い組織であれば一週間ぐらいは持ちこたえるんじゃないかとも思うのだ。戦争など、政治の見地からすれば最悪の税金無駄使いであるのだが、無駄遣いであるゆえにせめて最低限の人道は保っていたいというところだろう。 いまのところ荒れまくっているものの、きな臭い話には進展しないのはありがたいことである。でも我が国でここまで大事になったのってソビエト崩壊後では初めての事態かもしれないなあ。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-21 00:42
| 時事
物語製作者の中では「下手な伏線数撃ちゃ当たる」という言葉が知られている。物語を制作する際に、回収の見込みなどを考えることなく、取り敢えず伏線は仕込んでおくべきだという態度のことを示す諺である。
見切り発車で創作を始めてしまった時に見られる現象で、本当は物語の骨子が出来ていないにもかかわらず、それなりに話しの体裁を整えたい時などに使うテクニックである。そのうちに仕込んだ伏線に対して上手く回収できるようなアイデアが舞い降りてくるやも知れず、後付けの展開であっても成功した際には物語に深みを与えられるから結果オーライということになろうか。 こういう伏線回収は、物語などのフィクションの世界であれば収まるものが収まるべき所に収まるということで、非常にすっきりとした気分になるのだが、リアルな世界でやられるたら少々どころでなく困る。なんだか今までの諸々ぶちまけていたものが、一挙に収束しているあの国のことであるが、どうなることだろう。しかも伏線回収の形態が、ほぼ死にフラグ状態としか思えないので。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-20 00:06
| 時事
地味に嫌われている、自動車の「子どもが乗っています」ステッカーだが、どうもあれを自動車後部に貼るのは間違いらしいとの都市伝説が。
あれは「子どものために安全運転に徹しています。苛つくのであれば追い抜いて」との意味ではなく、事故を起こし自力では脱出ができない事態に陥った際に救急隊員に子どもの存在を知らすためのステッカーだというのだ。そのため、ステッカーを後部に貼るのは間違いで、むしろ子どもを座らせている席のサイドの窓に貼り付けるべきだとの情報も。 この話が何処まで本当なのかは不明であるが、「『子供が乗っている』って、だから何?」と感じていた世のドライバー諸氏の中には、このステッカーの使用法が「間違っている」という可能性に溜飲を下げるということもあるようである。 何がどのように真実なのかはわからないけれど、この手のステッカーで「Baby in Car. Please Pass.」なぞと書かれているものを見る。上の理屈で言えば、「事故の時、子どもを見捨てろ」と言っているようなものだと、妙な感心をする。まあ、それ以前に冠詞が一切無い英文の文法の吹っ飛び具合に頭を抱えるのだけれど。 ▲
by muzina-giku
| 2012-08-19 00:23
| 雑記
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