いくら暖冬だといっても風の吹いている日は寒さを感じる。襟元にウサギか何かのもふもふした毛皮のついた上着を着た人を見かけるが、暖かいのだろうか。
首の隙間から冷たい空気が入らなければ、肌近くの暖かい空気の層が保持されて寒さが気にならないのかも知れない。
しかし、もふもふした上着は別の問題を我が家で起こすであろうことは想像に難くはない。おそらく80%以上の確率で、毛むくじゃら四脚ヒゲ生物によりガフガフと襟部分だけ噛みほぐされて損傷してしまうだろう。もしかしたら家の中のどこかにある秘密基地にお持ち帰りされてしまうのかも知れない。
ガフガフすることが目的の愛玩動物用玩具ではないので、襟部分が見るも無残なことになってしまったらあっという間に衣類としての年季奉公明けになってしまう。
そうしたわけで、もふもふ毛皮付きの上着は買えない。