ヒット曲『クリスマス・イブ』の影響からか「山下達郎」は冬の季語なのだそうだ。
現代の用語を季語にする新季語であるとはいえ、一応正式な物らしい。決めたのは、恋愛をテーマに多くの俳句を作る女流俳人・黛まどかである。
自らの名前を季語にされた山下達郎、ほぼ嫌味であろうが「昔は『夏の山下達郎』といわれていた時代もあった」と発言。嫌味としたのは「夏の」という枕詞で語られるのが嫌で『クリスマス・イブ』を作ったという経緯から。
それを聞いた黛「じゃあ、『山下達郎』は夏と冬の季語ということで」と、山下氏の名前は夏の季語にもなった。
人名を季語にする非常識さもどうかと思うのだが、夏と冬という正反対の二つの季節を表現する言葉が「季語」として成立するのかも疑問。そもそも、この季語を使用して作られた俳句、観賞する前からどんな内容なのか分かりそうな底の浅さを推測できそうだ。