世間では「お若いですね」は褒め言葉らしい。らしい、と書くのはオレがこう言われるのが嫌いだからなのだが、若く見られるためにいろいろと努力するのが普通のようだ。
チビッこいせいか、成人してからでも中学生に間違えられたりしていた。さすがにこれは極端な話なのだが、いまだにリアルのでの言動は微妙に子供っぽいらしい。『いぬのおまわりさん』を歌いながら犬の散歩をするのは年齢を疑われる行為だとは思うが。
そういうのは若く見られる、というより幼く(未熟に)見られるということなのだろう。
しかしそうなると、箔をつけたいとか、もう少し大事に扱われたいとか思うわけで、世の大勢を占める「より若く」という方向と逆行してみたくなるのだ。
価値観は人それぞれなんだから、たまにはこんなことを考えている人間がいても良いよな、と思う。