「願い事には気をつけなさい。叶ってしまうといけないから」という元々は英語の諺があるのだが、関東地方の渇水が昨年の願い事のせいだとしたらと思った次第。
震災後の原発事故により、放射性物質が待機中に大量に放出されたとされているが、そのために事故後、いわゆる「黒い雨」に怯える人が大量発生したことを記憶している。なので、雨の日には「濡れると被曝する」とまことしやかに語るものが現れ、その結果として雨が降らぬことを望むようになっていった模様。
で、今回の渇水だが、皆が雨を望まずに願いどおりになった結果だと考えると残酷な事態なのかもしれない。確かに願い事はかなっているのに、別の困った事態のきっかけとなっているという変な状況だ。
もちろん願い事が必ず叶うということでもないので因果関係云々と語るのは筋違いだが、冒頭の諺って長年の経験の産物だと思うと非常に面白い諺であろう。