<   2010年 08月 ( 28 )   > この月の画像一覧
干からびるから外に出ない
 限られた情報だけで全てを知った気になり、偉そうだが実は世間知らずといったタイプを揶揄するのに「井の中の蛙大海を知らず」という諺を用いることがある。元々の出典は、『荘子 秋水篇』で「井蛙は以て海を語るべからず、虚に拘(なず)めばなり」というのが書き下し文である。

 見識の狭い人に向かって、この「井の中の蛙」を用いると、時折顔を真っ赤にして「知ってるか? この後『されど空の青さを知る』と続くんだぞ」と、猛抗議を受けることがあるのだが、それは後の時代で日本で付け加えられた造語だから。言葉としては格好良いのは認めるけれど、やはり正確なところを知っていないので、結局「井の中の蛙」状態を抜け出すことは出来ない。「天の高さを知る」「井の深さを知る」も同様だ。

 本来の続きでは夏虫(氷を知らない)、曲士(心の歪んだ人。道を知らない)などと続くのだが、これらは似たような事例を重ねている表現である。間違っても、引きこもることで一点を深く突き詰めて理解するというわけでは無い。

 考えてみればカエルなんだもの、井戸から出れば干からびてしまうだろうし、大海などで泳げば塩気で体を壊すのではないだろうか。そういう意味では、無理に世界を広げる必要も無い気がするけれど。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-30 23:56 | 気になる言葉
海老の数
 自分ではやったことは無いのだが、世には持ち寄りパーティーなる催しがあると言う。ホスト家庭だけに負担を押し付けるのを嫌い、参加者が少しずつ料理を用意して皆でつつく形式のホームパーティーのことである。

 その催しがどうというのでは無いけれど、参加する人間のタイプが特殊である場合、たとえば全員が用意する食事がすべてカップ麺であるということが起こりうるのでは無いかと思いつく。自分では食事を作る技術がなく、さりとてパーティー向けのデリカテッセンをどこかで仕入れるような経験も無い人々である。

 印象としては、親にベッタリと依存している若い男性だが、しかし彼らがホームパーティー等を開くわけは無いので、ほぼ完全に偏見であるのだが。

 ともあれ、皆がカップ麺を持ち寄ったパーティで、料理を誉める言葉に事欠いて、恐らく全員で具の数でも数えだすのでは無いだろうか。そしてエビの数やら含有される肉の種類(謎肉とか)によって差異を求めてゆくのである。

 とんでもなく不毛な作業だと思うのだが、ジャンルの極端に偏った世界ってこんな物なのではないかと、別の自称にオーバーラップさせて思う。そこへ下手にきちんとした洋生菓子のデザートなどを持ち込むと、「スイーツ(笑)」と、特に間違ったことをしたわけでも無いのに貶められるのも世の常だ。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-30 00:37 | 雑記
体温
 気温が少しぐらい高くとも、体が慣れてしまったのかそれほど暑く感じないような気がしていた。しかし、それでも何か怠い感じなので、体温を計ってみたところ微妙に平熱よりも高いことを知る。

 高いと言っても36度台後半なので、ちょっと高目程度なのだが、これが諸々の不調の原因なのかと悩むのであった。

 日向での外気温が平気で40,50度に達してしまうため、それらとの差異を少しでも減らすために身体が体温を上げているのだろうか。あるいは普通に体を壊して夏風邪を引き始めているというオチなのだろうか。

 どのみち体温が高めでも、気温が高いので肌寒さという感覚を覚えないので分かりづらい。体調的には、意識して休息を多めに取ればなんとか回復するんじゃないだろうか程度の怠さしか感じていないのだ。

 そういう具合なので、いい加減に気温が下がってくれないと自分の体調すら分からない感じである。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-29 00:10 | 日記でしかない
助けて欲しいのかどうかは知らぬが
 岐阜県で起きた住宅火災で、一度は避難した子どもが飼い猫を助けるためにと中へと戻り焼死したという経緯を知り、他人事とは思えぬのであった。自分も同じようなことになったら猫を置き去りには出来ないし、そして猫も助けるには少々数が多いし。

 たかが動物と思う人もいるのは分かっているが、猫相手ではあまり理性的な行動は取れないのではないだろうか。そんななので、猫の神様に見込まれてしまうのだけれど、猫に恩を売っておいても現世的な利益というのは特に得られるわけでもないから、収支はマイナス方面に大きく傾いてしまう。

 それでも猫が家庭内に存在すると、こんな猛暑の日には少しだけ得することもある。家の中で涼しい場所、ひんやりする場所を的確に知ることが出来るのだ。
 しかし、それらが木のテーブルの上(狭い)や、風呂場の床面(濡れてる)、本棚の頂上のような、人類にとっては非常に利用しづらい場所ばかりであるので、結局それほど役には立たない。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-27 00:04 |
捗らない
「捗る」と書いて「はかどる」と読む。意味は、大きな障害も無く仕事が片づいてゆくことなのだが、この漢字が含まれた文章を読んだ時に普通に読めずに辞書を引いたので、ある意味はかどらなかったことをここに記しておく。

 漢字を知っていることは良いことなのだろうし、また難読漢字を辞書無しで読めれば効率も上がるのだろうけれど、このように一瞬読みに迷ってしまう漢字をわざわざ漢字で記してしまうのは様々な弊害がありそうだ。ここは素直に漢字を開いて平仮名にしておくのが無難である。

 それでも一旦調べることで、二度目からは問題なく読めるようになり、またコンピューターを利用しての文書作成においても、予測変換で普通に表示されるようになってしまったので、わざわざ使わなくするのも逆に面倒になってしまっている。見た目はそれほど難しい部類の漢字ではないので、ガンガン使って一般に浸透させてしまえばいいのかもしれないけれど。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-26 00:25 | 気になる言葉
暑いのは分かっておるので、少しは黙れ
 暑い日があまりに続くので、口癖が「暑い」になってしまい、体感的に暑さが増してくる今日この頃、如何お過ごしでしょうか。

 冗談で、「暑い」と口に出したら100円ずつ徴収などというルールを決めると、今年などは万単位で金が貯まったのだろうと思う。だからと言って、それを何かに役立てるのかというと、暑さと闘いつつ外出するのが嫌なので結局は貯まりっぱなしということになろうか。

 しかし、暑いからといって、気安く「暑い」を連発していると、言霊の力によって何か負けてしまいそうな気はする。ただでさえ大量にかく汗のせいで、背中の皮膚が悲惨なことになっているのに、この上精神的な意味で言葉に追い詰められるのも嫌だ。それこそ「暑過ぎて死ぬ」という表現もあるのだが、それがレトリックで済まない事態に発展する可能性もありそうで恐ろしい。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-25 00:28 | 日記でしかない
自家薬籠中の物にする
 仕事を仕上げ、その結果に対する評価を求めた時、精魂を込め丁寧に行なった場所ではなく、何も考えず"いつもの流れ作業"の部分を評価されてしまうこと。頑張った分だけ特別に力を入れた所を見て欲しいけれど、そうは上手くいかないもどかしさというのは感じる。

 大きな欠陥は無いので、表面的には問題は存在しないけれど、評価を受けなかった労力を今後は減らすのか維持するのか判断に困るのが、ある種問題なのかと思う。しかし、今回がんばった部分というのが、次の機会にもう一度試してみると、経験がある分だけ前回よりも容易く出来るのも真理なのだ。

 そうなってくると結局、手加減することは得策では無く、評価されなくとも腐ることは無いという結論に達するのだった。

 そんな具合に、傍目には無駄に見えることでも、愚直に繰り返していることで開ける道もあり、また今回の苦労が場数をこなすことで手慣れて"いつもの流れ作業"レベルで選べる手法になってくるのだと思う。
 その頃になると、やはり新しい手法や工夫を凝らして試行錯誤したところはあまり評価されず、結局考えずに使いこなせている部分を高く買ってもらえるようになるのだろう。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-24 00:20 | 雑記
スペランカー・システム
『スペランカー』とは、洞窟探検を目的としたアクションゲームのことである。元々の海外で発売されていたバージョンでは、主人公キャラクターはTVゲームらしくなかなか死なない設定であったのだが、日本にてファミリーコンピューター用に移植された際に、微細なミスでも死んでしまうシビアな難易度へと変更された。

 このゲームを語る際、そのひ弱な主人公のことが話題にされ、そのため彼は「天国に一番近い男」などと呼ばれることがある。あまりにゲームオーバーを頻繁に経験するため、発売直後にはクソゲー扱いをされていたのだが、そのことで逆に知名度が上がって長くネタにされることとなる。

 そのような『スペランカー』という言葉、主人公が死にやすいことから意味が派生し、ひ弱な人・怪我をしやすい人を表す言葉として使用されることがある。神懸かり的な故障によりスタメンオチを何度も経験するソフトバンクホークス多村仁志選手の呼称としてはかなり有名なものであるし、今年五月の内閣委員会で転倒し翌日車椅子で登場した国会議員もこの渾名で呼ばれる。

 そのような経緯から「貧弱な物 = スペランカー」という連想が働く頭脳となっている。だから、現在巷を騒がす図書館アクセス事件の経緯を見るにつけ、不具合を抱えていた図書館のシステムをスペランカーと呼ばずにはおれぬのだ。しかし、この場合にはシステムが脆弱であることにより、かえってユーザーに愛されるということはないのだけれど。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-23 00:28 | Web上の出来事
消せるボールペンと猛暑
 消せるボールペンとして登場したパイロット社のフリクションボールが、この猛暑のせいでインク色が消えてしまうというトラブルが多発中なのだそうな。

 この製品は、温度の変化によって色が消えるという特性のインクを使用しているため、変色する温度である60度近辺になると、インクが見事に透明になってしまう。このくらいの温度であると、日向に駐車した自動車の中などに、ペン本体や、これを使って書いたメモなどを放置しておくと、色が無くなってしまうということになり、非常に困ってしまうのである。

 ちなみに、色が消えた物を元に戻す方法もあり、それもまた温度の変化を利用したものだ。高温になると色が消える現象の逆方向で、低温の環境に放置しておけば色が復活するのである。具体的な温度はマイナス10度なのだそうで、家庭用の冷蔵庫の冷凍室に突っ込んでおくと丁度いいのだという。

 しかし、このような「温度変化でインク色が変化する」という特性のため、フリクションボールは公文書に使用しては駄目だ。ネット上の意見では「直せるから履歴書を書くのに便利」と書いておられるお馬鹿さんもいらっしゃるようだけれど、そういうのは問題外であろう。諦めて油性ボールペンや、万年筆、付けペンに製図インク(漫画家かよ)を使うように。

 ただ、この時季だからちょっとしたヒントとして、夏休みの自由研究の題材にはなるのかも知れない。その昔、果物の汁を用いた「あぶり出し」という秘密文書の書き方について知恵をつけられたことはあったけれど、フリクションボールのインクはその逆の方向であるし。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-21 23:56 | 雑記
至近距離の熱源
 あまりに暑いと、諸々の分野における生産性がいちじるしく落ちるのは実感する。そもそもコンピューターを動かすのも、機械自体が発熱し、それによる機械の不調を心配せねばならぬほどだ。

 そういうわけで、コンピュータ内部の温度を表示するフリーウェアを探して、しばらく試してみたら、自分のところはきちんと放熱しているようでちょっとホッとする。よく吸気口などに埃がビッシリと詰り、そのことで機械内部の空気の流れが悪くなって電源周りが不安定になるという不調の話を聞くが、そうしたトラブルは避けられそうで何よりである。

 しかし、件のフリーウェアを動かしつつ、別の懸念も持ち上がってきたことは附記しておかねばなるまい。時折存在するFLASHを多用したウェブページにて、処理が重くなってCPU温度が瞬間的に高温となることがあるのだ。何処ぞの頭髪が少なめのおっさんが、FLASHに関連して文句をぶちまけていた事を思いだすのだが、温度を見ればその理由を実感するのも確か。
 特に負荷のかからぬ作業では通常50度台の前半ぐらいであるのに、重いウェブページでは70度台を軽く超えるのである。どれほどの温度が故障に直結するか、限界性能を試す勇気は無いけれど、一説には「80度を超えたら覚悟せよ」とのことなので、気持ちがヒヤヒヤしてしまう。

 それでも、いまは高温相手に気持ちをすり減らしていることが、やがて秋になり冬を迎えると自然に忘れていってしまうのだろうなあ。
[PR]
by muzina-giku | 2010-08-20 00:36 | 日記でしかない

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
最新の記事
鼻行類もいいけど、ハネジネズ..
at 2013-12-01 11:15
おとなめがね
at 2013-07-30 23:34
二ヶ月ぶり
at 2013-07-20 23:16
母ちゃんは許しません
at 2013-05-13 22:50
今年は今のところ借金なし
at 2013-05-11 00:03
ミミズ文
at 2013-05-07 23:12
知恵熱
at 2013-04-30 22:54
チヤホヤされたい
at 2013-04-25 23:38
圧力鍋に釘
at 2013-04-23 23:09
魔法のバットをぷいーんと振ったら
at 2013-04-21 00:09
最新のトラックバック
頭の体操的な何か
from 安敦誌
落合監督の「完全試合より..
from 平太郎独白録 親愛なるアッテ..
落合監督の「完全試合より..
from 平太郎独白録 親愛なるアッテ..
ホームズ彗星 観測のお話。
from 熱いニュースのリンク集!
こんな動物番組が許される..
from 水辺のひととき
タグ
ブログパーツ
ファン
検索
記事ランキング
あらかじめ、お断り
*注意*
スパム対策として、
httpを含むコメントが拒否される設定となっています。

トラックバックスパムが多いため、
当ブログへのリンクを含まないエントリーによるトラックバックを禁止しています。




コメント、TB、リンク等はご自由にどうぞ。当ブログ管理者が喜びます。

ただし荒らし、スパム、宣伝目的、などと当方が判断したコメント等に関しては、容赦なく削除される場合があります。あらかじめご了承下さい。



*出張所*
ちまたび屋



カテゴリ
以前の記事
人気ジャンル
ブログジャンル
画像一覧