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いつまでも忘れぬように
 現代のような消費社会においては、物語ですら消費物として蕩尽されてしまうのは仕方ないことなのだろうか。

 この場合の物語とは、フィクションとして誰かに作り上げられた物語も含むのだが、さらに現実に起こった出来事を理解しやすいように起承転結を付けて語り直した物も含む。

 そうした物語を、一時的な気分の高揚を得るために摂取し、感動をして大騒ぎをした後にやがて忘れてゆく、そういう消費の仕方をする。

 サッカーだって昨日の今日の時点では、皆「感動した」状態にあるのだが、やがて半年ほどもすれば出場していた選手の名前すら記憶から抜け落ちてゆくに違いない。その頃には別の新たなる消費財が現れて、それに夢中になって感動しているのではないか。

 その一方で、真に力のある物語は一時で消費され尽くすこともなく、何度でも甦って、その度ごとに強いイメージをもたらすのだと言う。そのようなパワフルな代物が、それほど簡単に生じないのは分かっているけれど、しかし人生にはそうした強い物が何個かは必要であるようには思うのだ。
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by muzina-giku | 2010-06-30 23:51 | 日記でしかない
少々だが、熱意はある
 開幕前はもう少しがっかりな結果を予想していただけに、このように日本チームが決勝トーナメントに進んでいることは嬉しい驚きではあるのだけれど。それでも、ここまで応援に熱が入っているのを見ると、なんだかかえって気持ちが冷めてしまうような気もしないではない。

 応援するのが悪いわけではないが、なんか皆が騒いでいる所へ割り込んできて一緒に騒ぐことだけが目的のお祭り好きというのがどうもね。
 そういうのに限って形から入ってくるわけだが、形が整うことがエライというわけでもなく。むしろ、それらの人種にテンションの低さについて怒られるのが、どうにも不愉快ではある。

 まあ、グッズを買い込んじゃう人々の方が、経済的な意味で代表チームに対して貢献をしているのだとは思うが。それでも温度差があることを批判されても困るのである。
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by muzina-giku | 2010-06-30 00:20 | 日記でしかない
契約料が乱高下
 現在放送されているCMで、サッカー・ワールド・カップの日本代表選手を起用している物を見ながら、その契約料についてボンヤリと考えていた。ここ2週間の間に相場が乱高下しているだろうから、得した会社もあるのだろうなあ。

 さすがに大会本番に入ってしまうと、CMの撮影に時間を割くことは出来なくなってしまうだろうから、それらは時間的にかなり前に撮影された物がほとんどであろう。だから、前評判の高い選手を多く起用し、通好みの選手は所属チームの地元なんかで細々というところだろう。

 しかし予選3試合で活躍した選手というのが前評判を外している感じで、そのため多くCMを撮影しただろう選手の姿をあまり見ない状態となっている。そこにお金を注ぎ込んでしまった企業は、ちょっと損している感じかも。

 それにしても、本選直前の親善試合やら壮行試合の散々たる有り様を思えば、決勝トーナメント進出は奇跡のようにも思える。だが、もしかしてあれらの数試合をチームのための犠牲として捨てたのであれば、岡田監督は結構えげつない選手起用をしているとも言えるのだが。結果、使えない選手というのが炙り出されてしまったわけで、本人にとっては非常に辛い事この上ないであろう。
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by muzina-giku | 2010-06-28 23:08 | 時事
まだ二日目
 突発的にカフェイン抜きを始めたら眠いのなんの。このところ睡眠が足りなかったこともあるけれど、眠気が抜けずに仮眠のつもりで横になると、しっかり熟睡状態に入ってしまうのでちょっと不都合だ。

 しかし本当はきちんと眠れてしまう方が、眠気を騙し騙し作業を続けるよりは好ましい事であることは分かっているのだが。それでも、熟睡のレベルが深くてついついギリギリの時間まで寝てしまうのも、困りものだ。

 弱いながらもカフェインには中毒性があるので、たまに抜いてやらねばならないのは承知しているのだが、それでもここまで眠いと完全に抜け切る前に再び摂取してしまいそうである。特に今回は、たまたま半日ぐらいカフェインの入った飲み物を口にしなかったため、ついでに抜き始めたという事情であるので、続ける理由としては非常に弱い気もする。
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by muzina-giku | 2010-06-28 00:19 | 日記でしかない
祭儀としての
 広島での自動車工場暴走殺人事件も、起きた時期がもう少しおとなしい頃であれば、メディアにおける取り扱いも、秋葉原通り魔事件並みになっていたかもしれないのにね。あの手の無差別殺傷事件において、メディアの浮かれ具合を見て何事かを語るという定番も、別の大きな祝祭の前にはインパクトが薄いというところであろうか。

 実際の事件を、文化人類学的な切り口で語る方法が相応しいのかどうかは知らない。しかし、人間の命が失われるような事例が起きると、それを一種の人身御供であるように捉える志向を感じて仕方がない時がある。

 咎無き死のような、それに遭遇した当事者にとっては非合理な事件を、神話的文脈に置き換えることで、共同体に対してある種の慰めの役割を果たすことはあるのだけれど、それ現代社会でも細々と続けていることに対しての違和感であろうか。命を奪われた人間は生け贄として超自然的存在に捧げられたのであり、その犠牲の対価により共同体に対して何らかの利益がもたらされるとか何とか。

 まあ、非合理が起きれば、それが2度と起きぬように制度なり法令を正すことは行われても良いのだが、それは超自然的存在に頼ってのことでは無いだろう。やはりその部分は、現実の世界で地に足を付けた議論で処理をしておかねばならぬ。
 でなければ、何事かの不都合の起きた時に、いつでも「生け贄を必要とする解決法」を求めてしまうのではないか。そして馬鹿者が「死んで詫びる」と鴨居に角帯を吊るす風潮が蔓延することとなる。
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by muzina-giku | 2010-06-26 00:15 | 時事
猫虐待コピペのこと
 捨て猫らしき猫を捕獲する。状況的にはこれ以上猫が増えると困ってしまうのだが、タイミング良く、猫を探している人があるので、なんとか行き先は決まりそうなので、それほど焦りは無いのだが。

 しかし、拾った瞬間には不快害虫が体に少々入り込んでいるようであったので、駆除のために猫を洗わなくてはならなかったのだが。
 その際に、あちこちで散見した「猫虐待コピペ」を思い出す。

汚い仔猫を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。

その後に、乾燥した不味そうな塊を食わせる事にする。
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。

その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み寝るまで監視した後に就寝。


 要は、洗って、餌食わせて、遊んで、寝箱作って、添い寝した、という良い話なのだけれど、それを虐待と言い繕うところが猫好きらしいというか。猫は犬と違って、「好きです愛してます、ギュー(抱きしめる)」などと、ハイテンションで構い過ぎると嫌われてしまうので、無関心を装うくらいが丁度いいのである。
 でも、説明してしまうとこういうのって面白味が半減してしまうよね。

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by muzina-giku | 2010-06-25 00:19 |
アイルランドに謝れよ
 日本のメディアでは、サッカー・フランス代表チームで選手と監督との確執があるとだけ伝えるに止めているのだが、じゃあその確執ってどんなの? となるとあまり詳しくやるところは無いよね。
 代表選手を決めるのに好き嫌いだとか、星占い発言だとか、酷い話が大量。また監督と事実婚関係にある女性アナウンサーが、取材の過程で何人かの有力選手と肉体関係を持ったとも取りざたされており、それが原因でそれらの選手をチームから放逐したと噂される。

 結果、フランスチームの成績は今回散々だったわけだけれど、そう思うと本当にアイルランドが出場していたらどうなっていたのだろうと思わんでもない。
 ヨーロッパ予選におけるプレーオフで、手を使った反則を誤審により見逃し、その際に決まったゴールがフランスの決勝点となったわけなのだが、今になってこの話が蒸し返されてしまうのがサッカーというスポーツの業の深さなのだろう。
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by muzina-giku | 2010-06-24 00:08 | 時事
意外に寿命が短かった言葉
 そういや、ちょっと前まで「高度情報化社会」という言葉を頻繁に耳にしていたけれど、最近は聞かないことに思い当たる。もちろん「情報化社会」と、短くなった物は聞くけれど、これは「高度情報化社会」という概念が一般化して、より使いやすい言葉になるように簡便化されたのか、あるいは「ちっとも高度じゃねえよ」という意味で「高度」が抜け落ちたのか、その辺りが不明瞭だ。

 デジタル・デバイスを利用して、それ以前の状態よりも早く情報を伝達する意味では高度であるけれど、肝心の伝達されている情報が「仕事中なう」じゃあねえ。仕事中につぶやいてる暇あんのかよ。

 しかし、「高度」を付けた言葉を最も使っていた時期はいつごろか、ネット検索にかけてみたところ、どうやら1990年代の半ば頃らしい。で、インターネットの登場、Windows95の大ヒットと併記されていることがほとんどであるので、なんとなくどんな文脈で使用されていたのかは想像出来ると思う。

 そして、時代的には年代が確定しているにも関わらず、官公庁においてはつい最近の資料やら研究報告会やらに、「高度情報化社会」の語を使用しているのが何打かと思わぬでもない。だが、ああいう報告って、下手をすればネット上でそれっぽい文章を拾い、継ぎはぎして作ることもありうるから、使われる単語の鮮度が落ちていても仕方ないのかも知れぬ。
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by muzina-giku | 2010-06-22 23:25 | 気になる言葉
推すか敲くか
 ブログを毎日更新していたり、オフラインでも細々と文章を書きためていると、その分量は相当の物となっており、全てを見返すのは大変な状態となる。その他にも、いまだ電子化されておらぬ手書きのノートなどもあり、それも一元化してテキスト書類に纏めてしまうとなるとかなり気の遠い話となってしまう。

 それらを過去の物だと割り切って、無かったことにしてしまう事も出来るけれど、そこまで放り出してしまうには自分のことが好き過ぎなので無理だと思う。特に、それが文であることがミソであり、本人が文字であったら家電の取説だろうと、コンビニのレシートだろうと読むタイプの人種であるので、そこに意味のある文章の固まりがあれば無下に出来ないのは当然である。

 そんななので、先日のこと、部屋の中の物を右から左へと移動させる作業の途中に、古いノートを開いてしまって、作業が中断してしまったのだった。所々に誤字脱字を見つけ直していたり、文脈のおかしなところを切り貼りしたり。ノートに文を書き付けた時点よりは、時間の経過で使える語彙も増えているので、そうした曖昧なところを直せるのが嬉しい。そして、若干良くなった文章を読み返し、「よしよし」と思いながら再びそれを塩漬けに戻すのである。

 過去の自作の文章を持ち出し、それを自分で読みながらウヒウヒするというのも、客観的に見ると非常に気持ち悪い状態だと思う。しかし、それぐらい自己愛に満ちてないと、文章をインターネットで放流するなんてことはできないよなあ。
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by muzina-giku | 2010-06-22 00:00 | 日記でしかない
何も起きない方が良い
 サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会も、試合が始まってしまえば直前まで取りざたされていたような治安に対する懸念のニュースが減ってきた。他に電波に載せるべき話題がなく、とりあえず「開催地はどんな場所?」とやるしかなかった時期を過ぎたからだと思うのだが、それにしても貶す話題が最優先なのはどうなのだろう。

 似たようなことは2008年の北京オリンピックで、直前に餃子事件が起きたこともあり、安全に対する不安をうるさく報道していたのに似ている。

 このようなマイナスポイントを指摘して大きく報道するのは、おそらくゼノフォビア(外国人嫌悪)が原因なのだと思うけれど、その差別的な視点を語る方が意識していないのはいささか問題では無いのだろうか。
 報道が大事になれば、なんとなく「何か起こって欲しい」というかすかな期待の匂いを感じてしまう。そして本当に何か起これば、「やっぱり」という空気になってしまうのであろう。
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by muzina-giku | 2010-06-20 23:46 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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