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完璧
 なんだか分からんが、完璧なものを求めすぎているような気がするなあ。駄目なら駄目で、どこが欠けているのかを見極めて必要と感じたらステップアップをしてゆくべきだと思うんだけれど、やはりそこでも時間を惜しんでより安易な方法へと向かってるようにも感じる。

 昔読んだ小学生の作文教室を扱った本で、ある子は理科の観察文に類する文章を書くのが非常に巧みだったそうだ。一方、国語の授業でかかされるような作文、いわゆる「思った通りの事を思った通りに書きなさい」と要求されるような文章ではやや物足りない感じだったそうな。しかし、その教室の講師は「それも個性だし」と特に劣った部分への指導を強化する事もなかったと言う。
 御存知のように、「思った事を思った通りに」書かなければならない国語の授業向けの作文というものは、その建前に反して、求められている内容というのが元々決まっていて、そのため言われた通りに「思った通りに」書いたって、内容が基準を満たしてなければ撥ねられてしまうのが常だからである。だから、本人が本当に描きたいものを自覚して、それを表現する欲求を感じるまでは、その方面の指導を自粛したのである。

 そりゃあ「良い作文」が悪いわけではないが、それを書くべき執筆者は人生経験10年ほどの人間だ。描きたいという欲求が心のうちに湧き出るほどの濃い体験をしているかどうかも未知数であり、またその体験が生真面目な教育者にとって取り上げるのに「都合の良いもの」であるかも不明だ。
 でも、そこにもし濃い体験があれば、やがてそれを形にしたいという欲求が出てくるだろう。しかし、その時にすでにPTA的な志向によって作文技術がねじ曲げられてしまっていたら、そのことで失われる物が非常に惜しい。

 まあ、世の中では作文的な御立派な意見を書く技術ばかりではなく、事物を正確に描写し主観を廃して誰にでも伝わる文章の必要とされている場面も多い。そのような文章では、執筆者があまりに自分を排除してしまうので、「無味乾燥」「誰が書いても同じ」と思われてしまう事が多いのだが、こうした正確さと分かりやすさを両立させる文章というのは意外と技術が必要だ。
 だから学校で求められている作文的な文章が書けなくとも、事実を正確に書ける技術は充分にその子の力になるんじゃないのかな。
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by muzina-giku | 2009-09-29 23:53 | 雑記
そしてゆっくりと破壊されていった
 昔のゲームの事を考えていて思い出した話を一つ。

 ある横スクロールシューティングゲームをプレイしていた時の事である。そのゲームには途中、スクロールの速度が非常に高速になり、そのスピードに対応しきれず自機が障害物に衝突しやすい、非常に攻略の難しいエリアが存在した。とにかく速く、どうにも手に負えないとなり、その攻略について一昼夜思考し続けた事がある。その結果、「早いんならスローモーションにすれば良いんじゃね?」という結論に達する。

 もちろん、違法な改造ツールが存在しない時代の事である、思いついたのはもっとローテクノロジーな方法なのだった。すなわち高速スクロール部分に到達したら断続的にポーズボタンを押したり解除したりして、疑似的にスローモーションに見せるという事である。その方法で、ポーズ中に現在の自機と壁面などの障害物との位置関係を把握し、ポーズ解除後に自機を空白の部分に移動させ激突を防ぐという、一種のチートであった。

 実行してみるとその方法、意外にきちんとした攻略法となっており、今までの困難さがまるで嘘のようにグイグイ先へと進めるのであった。またポーズボタンを多用する事で、操作ミスを誘発する掌に大量にかく汗を拭き取る事も出来、まさに一石二鳥という感じである。

 そのように新たに産み出した攻略法を自画自賛しながらゲームを進めていたのだが、やはり操作しづらいポーズボタンが絡む攻略法であったためか、ある一瞬のミスにより自機は岩壁へと叩きつけられてしまったのだった。しかしゲーム途中の精神的高揚感のせいか、そのクラッシュシーンにおいても、ポーズボタンのon/offは続けているプレイヤーの姿がそこには存在した。
 その時の、ゆっくりとスローモーションで爆発する自機の姿はなぜかいまだに忘れられない。その状況の異常さもさることながら、本来ならば怒りを覚えるはずのクラッシュがポーズボタン操作の作業の忙しさに紛れて、なんの感情的爆発も引き起こさなかった不思議さに心が囚われているのか。
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by muzina-giku | 2009-09-29 00:23 | ゲーム
いわゆる「おっさんホイホイ」ってやつか
 ブルボン小林の『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』が文庫化され(ちくま文庫!!)、購入。で、それを読んでいたら「ファミコンが売れる前は、トランプ売っていた〜」という懐かしいネタが載っていたので、ついつい任天堂ディスクシステムの起動音をウェブ上で探してしまう。どうでも良い事なのだが、歳がバレますな。

 でも身近に、今までプレイしたゲームで一番好きなのはディスクシステムの『クルクルランド』という男がおりまして、そういう意味では忘れられないゲーム機ではあるのだ。あと『ファミリーベーシック』とか。自分でゲームを作れるという触れ込みだったが、あれはメモリ容量がキツキツだったな。で、『マイコンBASICマガジン』への道が開けると。

 しかし当時のゲームなんて、今の惜しげもなくCGを注ぎ込んでいるゲームに慣れてしまった目からすれば、相当に貧弱な代物である。それでも当時はかなり夢中になって遊んでいたはずで、そう考えるとゲームの面白さの本質って何だろうなと思う。逆に今の美麗なCGを見せられながら、しかしゲームとしての面白さを欠片も感じられない「お話をただ見せられているだけのゲーム」がなぜ面白くないのかと疑問に思う事もある。

 それを言ってしまったら、面白い小説を映像化する事もそれと同じなのかも知れない。文字で書かれた面白い創作物を、絵を付け加えたり、台詞に音声を当てたりして映像作品にするのだけれど、元々の作品ほどの驚きを感じない、むしろ退屈になることがある。その場合、映像や音声が付加価値ではない、何か余計なものとしてそこに付け加わっているのだろう。

 ともあれこの本、ある程度以上の古いゲームに夢中になった世代でないと面白さが伝わらないんじゃないかと思う。80年代の和製ゲームでペンギンが主人公のものが多かったとか、『グラディウス』のモアイとか。
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by muzina-giku | 2009-09-28 00:46 | ゲーム
ナンバー付けなきゃ
 フル電動自転車を日本国内で乗車して運転していた交通違反なのだそうな。
「自転車」と謳っているものの、交通法規上の分類はペダル付き原動機付き自転車であり、電動アシスト付き自転車とは似て非なるものである。分類のポイントは最高時速と、モーターのパワー、またペダルを漕いでいない時にはモーター出力が切れるかどうかという点にある。

 分類上、原付になってしまうので、車両検査と自賠責保険への加入が必要となるのだが、ハナから自転車であると疑っていない所有者が多いので、その二つの違反によって違反点数が加算される事となる。で、無車検運行が6点、無保険運行が6点。

 また自転車には付いている事が少なくて、原付には装着しなくてはならない保安部品(バックミラーや方向指示器等)が装着されておらず、そのため整備不良で1点。そして自転車のつもりでノーヘルによる走行を行なったとしたら乗用車ヘルメット着用義務違反で1点。さらに歩道を走行したら通行区分違反2点。

 上記ので累計15点に達してしまったので、めでたく免許取り消しという事になろうというものだが、こんなに細かい点数を一挙に加算する事は普通だったらないだろう。しかし、一部の悪質な自転車販売店が、交通法規上は違反となるはずのフル電動自転車を、あたかも電動アシスト自転車と誤認させて売るという事例が多いため、吊るし上げ目的で処罰する可能性もある。

 まあしかし、上で点数を細々足すのも免許を所持している人が前提である。もしも無免許での運転であった場合、一挙に19点の違反点数が加算され免許は取り消され、罰則が課せられる事となる。

 一部で「薬物が〜」という声も聞かれるのだが、根拠があるかどうかも分からない。しかしその方面を掘り下げなくとも、元清純派が交通違反で免許取り消しというのも相当にイメージダウンに繋がると思うのだがなあ。
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by muzina-giku | 2009-09-26 23:46 | 時事
クロメンガタスズメの幼虫
!! 虫注意 !!

 栽培中のユウガオ(ヨルガオ)に巨大な芋虫を発見する。本当は植物を守るために駆除してしまった方が良いのだろうけれど、どうもスズメガ科の幼虫らしいので駆除は保留。ユウガオ(ヨルガオ)も種は既に付いているので、そのうちの何粒かを採取してしまえば後は枯れるだけだろうし。

 で、以下は幼虫の画像。リンクを開くと虫画像が開くので自己責任で。

 どうやらクロメンガタスズメの幼虫らしい。これは小型の物だが、もっとも大きいものは10cmよりも大きい。
 虫画像1

 尾角がクルッと巻いているのが特徴。
 虫画像2

 頭部は見方によっては可愛い。
 虫画像3

 吸盤状の脚。
 虫画像4

 ほとんど虫画像なので申し訳ない。オマケとして白花(クリーム色?)のヒガンバナを。
ヒガンバナ 白
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by muzina-giku | 2009-09-25 23:45 | 雑記
ながーいよ
 山崎製パンの販売しているロールケーキ『ロールちゃん』が、現在自分の周囲で局地的にヒット中。美味しいこともあるんだけど、それよりもパッケージに印刷されたユルーいイラストがたまらんのである。

 描かれているのは耳の長いウサギのような生き物なのだが、公式の設定ではウサギではなく謎の生物らしい。そのキャラクターが口々にしゃべる台詞が吹き出しに印刷されていて「ながーいよ」とか「つれてって」とか、ちょっとあざとい感じもするのだが、なんだかユルさに絆されてついつい購入の運びとなってしまう。

 しかし、そういうユルい物に心躍らせつつも、困るのは期間限定品や地域限定品である。いちいちチェックしたいのは山々なのだが、物理的に無理なのが悲しい。
 悲しいついでに、過去にネタとして押さえておいた地域限定商品サンフルーツと夏休み限定の看護師バージョンのパッケージ写真を貼っておこうと思う。
ロールちゃん
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by muzina-giku | 2009-09-24 23:33 | 雑記
来歴あり
 日本全国のちょっと変なものを紹介する番組で、投稿された物をいよいよ紹介するというシーンで流されている曲が、ムソルグスキー作曲の組曲『展覧会の絵』に含まれる『キエフの大門』だ。印象的な曲ならばどんなものでも良いのだろうが、しかしこうも繰り返し使用されると、正確な名称を知らずに「あの番組のあの曲」という記憶のされ方をしてしまうのだろうな。

 ただ、『展覧会の絵』の作曲にまつわる来歴というのが面白くて、それは覚えておいて損はないと思う。
 ムソルグスキーの友人だった画家ハルトマン(ガルトマン)の死去に際して、彼の作品を集めた回顧展が行なわれた。その場で想を得たムソルグスキーは元となるピアノ組曲『展覧会の絵』を作曲する。内容はハルトマンの作品を元とした短い10曲を、5つのプロムナード(遊歩道)と呼ばれる曲で繋いで展覧会の様子を描写するというもの。

 10曲全てが元の作品が確定しているわけではないらしいのだが、『キエフの大門』の元絵は分かっている。キエフ市の門のイメージ図として作画されたものなのだが、そのデザインの門自体は実際には建設されていない。
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by muzina-giku | 2009-09-24 00:37 | 音楽
タネも仕掛けも
 手品好きなので、その手の番組を見たり、動画投稿サイトを漁っている事がある。しかし悲しいかな肉眼と機械による撮影の差なのか、タネが丸映りしている動画がたまに存在するのだ。
 だが考えてみれば、TV番組のようなプロの撮影者が撮影し、プロによる編集を経た画像であれば、編集で如何様にも出来ると思うのだけれど、どうなんだ。一般の視聴者には分からないと高を括っているのか、あるいはプロが行なっている仕事のはずなのに、関わっているスタッフが手品について良く知らないので映っていてはならないシーンを見逃してしまったのか。

 まあ見えてしまっても、タネ自体が手品師の技術によって成り立つようなものであったら、その技術の秘密を垣間見られて得したと思うところである。しかし、それが道具の工夫だけで成り立ってしまうものだと白けてしまうのだけれどな。

 とはいっても、最近はサクラをバンバン投入したり、その場で手品をせずに編集の力で手品動画に仕立て上げる小狡い例も増えてきたのだけれど。そんなものはCGの力に頼り切った特撮映画のようなもので、手品でも何でもないではないか。ましてや特殊撮影を最初から宣言しているのとは違って一種の詐欺であり、人を馬鹿にするのも甚だしい。
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by muzina-giku | 2009-09-23 00:10 | 雑記
ごめいふく
 著名人が亡くなった際に、面識があるわけでもないのに「ご冥福をお祈り」することに違和感を覚えると言う人がいたのだ。何となくその気持ちは分かるのだが、その違和感はいったい何が原因で生み出されているのだろう。

 ともあれまずは、「冥福」という使い慣れていない単語を持ち出してくることが怪しいと踏み、この言葉の意味を調べてみる。予想はしていたけれど仏教用語で、どうやら「冥土・冥途」での幸福を表すものらしい。
 死者は死んでからの49日間、閻魔による裁きが済まぬうちは魂の行く末が決まっておらず、冥土(冥途)で過ごす事になっているという。そしてここで言う幸福とは、裁きの後に行く世界が幸福な場所であるようにという事なのだそうな。

 ちなみに浄土真宗においては、死者の魂は冥土(冥途)を経ず、すぐに浄土へと入ってしまうため、その門徒の人々に向かって「ご冥福」と口にするのは非常に失礼な事である。行くべき場所へと行かず、冥土(冥途)へと迷い込む事を意味するからだ。

 しかし、きっと「ご冥福」が不快なのは、意味がどうこうではなく、「慣用句を使えば悼んでいる」と言わんばかりの手抜き具合が鼻につくからではないか。その証拠に、冥福の意味も知らず、また相手によっては使ってはいけない場合もあるのに、そのことを知りもしないのであるから。
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by muzina-giku | 2009-09-21 23:46 | 気になる言葉
皆で連れ立ち
 シルバーウィークというネーミングが無理矢理な気もする。しかし、そんな長い休みが降って湧いて出来て「うひょー」という感じよりも、銀行が休みになってしまうのが非常に困る。どうしても窓口で処理しないといけない事があって、それを3日間も先延ばしにせなあかんというのは、精神衛生上非常によろしくない。

 そして本日、地域の小学校にて運動会が行なわれていたのだが、その音声が終日聞こえてきたのが少しだけ神経に障る。苛つくという程でもないが、何やら昔のトラウマじみた記憶に刺激を与えそうで、思いがけず怯えていたのだ。
 あの手の団体行動を強要する風潮って何だろうねえ。自分の目指す方向じゃないのでどうしても醒めた態度で参加してしまうのだが、そういうのを咎めて「みんなと協力しなくちゃ、どーだこーだ」とキャンキャン喚くクラス委員タイプがどうも苦手だ。嘘でも、協力してます、頑張ってますというオーラを放出して擬態でもすりゃあ良いんだろうが、その手の擬態自体が自分の美意識と真っ向から対立してしまうものなあ、困ったものだ。

 だいたい「みんなのため」というのが駄目でね。個人的な目標を掲げて自分の能力を伸ばした結果、それが団体競技の結果を芳しくしたというのなら良いのだが、最初からチームありきというのは何か気持ち悪い。
 そんなだから、いまだに連帯責任という言葉が大嫌いだし、長い休みが来ると横並びに遠方へと遊興に出かけ大渋滞に掴まるというのも嫌い。
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by muzina-giku | 2009-09-21 00:12 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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