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刺されたくない場所
 自動車に乗り込んだところ、どこから入り込んだのか一匹の蚊が車内を飛んでいた。すぐにでも追い出したかったのだが、気付いた時には既に車のエンジンはかかり走り出していた。
 窓をから出て行くかと思い開けてみたのだが、走行中の車で、そこから入り込んでくる風の勢いに蚊は押され、かえって内側へと入り込んでくる。それが見える範囲を右往左往するものだから、気になって仕方ない。運転に集中出来ないのも危険なことなのだが、気になるからと手でバンバン追い払うのはもっと危険なので、ともかく停車するまでは我慢しようと、前方に意識を向けたのだった。

 しばらく車を運転するうち、左手の親指関節にとてつもない違和感を覚える。見はしないが、原因はおそらく問題となっている蚊であろう。
 皮膚の薄い所を探り、血を吸うために刺しているのが分かったが、その事実に気付いた時点でとんでもなく痒みを感じる。蚊が刺すことで、蚊の体内にある物質が人体へと送り込まれ、それに対して身体のアレルギー反応が生じることで痒みを感じるメカニズムなので痒くなるには少しタイミングが早すぎだが、「刺された」と感じたことによる精神から肉体へのフィードバック作用により痒みが生じ、そして増大されているのだと考えられる。

 ともあれ、蚊に刺されている現場に出くわした時の対処法はただ1つ。血を吸った蚊を逃がさぬように止めを刺すことである。その原則に従い、頃合いを見てハンドルを握る左手を目指し、運転に支障の出ないほど素早く右手で叩くのであった。
 その後、信号待ちで停車した際に蚊の留まっていた左手親指を確認した所、尋常じゃない量の赤い液体がそこに付着しているのに気付き、また蚊に止めを刺した右手を見た所やはりそこも真っ赤であった。ほんの少しの時間であっても相当の量の血を吸い上げていたということで、その意味では子孫を残そうという本能は強力なのだと思い知らされる。

 しかしどのように生物種繁栄の素晴らしさを語った所で、刺された所は事実として痒いのだし、その上そこが関節であるということで、その痒みが骨にも浸透するようなしつこさで悩ましくて非常に困った事件であった。
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by muzina-giku | 2009-07-30 23:43 | 日記でしかない
スピリットなら蒸留酒の方が良いな
 夏の風物詩でもあるTVでの心霊特集が減ってきているらしい。多分、心霊スポット探索と称して廃墟に侵入する行為が、「見ている視聴者が真似するから」の理由で撮影出来なくなってしまったからなのじゃないだろうか。

 ただでさえ危険な廃墟を灯の無い夜に歩き回ろうってんだからそりゃかなり危険。管理する人間もなく、所々弱っている建材が崩れて何メートルもの高さから転落とか、くだけたガラス片で怪我したりとか、別の不法侵入者に出会って犯罪に巻き込まれたりとか、まあ考えたくもない危険にみすみす飛び込もうというのだから無謀だと思う。
 事実、その手の肝試しで夜中に大騒ぎしている阿呆どもに迷惑し、警察に連絡する近所の人も跡を絶たず。また馬鹿者が除霊と称して護摩を炊き上げたり、雰囲気を高めようと蝋燭でライトアップすることが原因で失火したりと、迷惑という言葉では済まされない悪事を働くのだから、やはり廃墟で肝試しはしてはならないのだと思う。

 とはいえ昔、そういう集まりに誘われたことがある。興味はないんだが、諌める予定で場所だけ聞いたら、そこがうちの裏山で実に微妙な気分となってしまったことがある。
 曰く、夜な夜な変な時間に灯がスゥーッと山道を登ってゆくって、それはきっと残業帰りのお父さんたちだろう。ボウッと光っているのを見たら人が立っていてって、多分それは犬の散歩中、あるいは猫探索中で懐中電灯片手にウロウロ歩き回る俺だ。
 何の事はない、人通りの少ない所で動く物を見れば、それらはみんな霊的な物だと言い張ってるのであり、その正体が枯れ尾花だと思おうとはしないだけの話なのである。
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by muzina-giku | 2009-07-29 23:43 | 雑記
叩き込む
 初めて行なう作業で、試行錯誤する。ある試みが必ずしも望む結果をもたらすわけではないけれど、それもまた経験値ということで。
 何度かの失敗を繰り返し、ようやく自分に合った方法が見えてきたけれど、失敗した方法もけして無駄ではなく、後々別の場面で役に立つこともあるのではないだろうか。

 失敗することや、時間を余分にかけることを無駄と見て、極力排除しようとする考え方があるのは知っている。何もかもを効率的に、失敗は悪だという具合に。
 そういう考え方に基づいて、無駄を削るのがいわゆる「カイゼン」なんだろうけれど、本当にそれで無駄が減るのかという疑問もある。

 失敗と見えた中にも、少なくとも説明文だけでは把握しきれないソフトウェアの癖を身体に叩き込む効用はあったはずである。予行演習的に行なったことのいくつかは、正直なところ物になったとは言い難い結果に終わっているのだが、そこで試したことは意識せずに実行出来る身に付いた技術と化していることは感じる。

 つまずいたことのない優等生がいざという時に精神的に崩れて使いものにならなくなるのと逆で、失敗で身体に叩き込んだ技術がもしものときに無意識に出て救われるようなものだろうか。
 身体に覚えさせる技術だから、すぐに出来てしまうと反復練習を怠ってしまうのだろうし、そういう意味では失敗を繰り返すことが技術を確実にさせる効用をもたらすのかも知れない。
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by muzina-giku | 2009-07-28 23:56 | 雑記
熱帯夜はまだだ
 去年の今頃は日中の最高気温が体温を超えていたような気もするのだが、今年はいまだ梅雨も明けず。身体が辛くないのは良いのだが、せっかく作った緑のカーテンの真価も見極められないので、違う意味でガッカリだ。
 曇った日が多いので、ユウガオの蔓の伸びが中途半端で「カーテン」という感じではないのだが、それでも誘引した蔓がネットの横幅いっぱいに広がり、そこから側芽が伸びてくればそのうちミッシリと葉が詰ってくるだろうと思う。

 ともあれ湿度は高いので、熱にやられないにしても湿った空気が不愉快である。髪の毛が細くてヤワヤワなので、まとまらずに寝癖で撥ねたように飛び出してくるのだが、それをどうにかする術もなく。
 暑ければ暑いで疲れがピークに達した頃に抜け毛の量が増えることがあり、それも困るけれど。元々の量が多いので減りはまだ目立たないが、それでも気になることには変わりない。
 しかし、細くて湿気に弱い毛が、量が多いので雨の日に重たくなるのも面倒くさいので、ちょうど良くなるぐらいまで減らねえかなと思う時もある。でも減りすぎも困るという微妙な心境だが。

 そんな戯言は置いておいて、やがて梅雨が明ければクソ暑い日がやって来るだろうという予測もあり、そう思うと今の低めの気温も名残惜しくはある。湿度も嫌だが、熱帯夜も煩わしい。
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by muzina-giku | 2009-07-28 00:24 | 日記でしかない
Sを忘れるな
 新聞のTV欄を見ていたら、映画『ダンジョン・アンド・ドラゴン』の文字を発見する。それを見て、作品がどうというのではなく、使用されている名詞が単数形であることが異常に気になってしまう。
 原作はTRPGの『Dungeons & Dragons』で複数形であり、長らくそれに馴染んできたものだからだろう、単数形にされるのには慣れぬのだ。ていうか、単数形にされると原題が韻を踏んでいることが分かりづらい。

 ともあれ、こんなタイトルの付け方から分かるように、日本の配給会社のスタッフには愛はないんだろうなあ。まあファンタジー作品をマニアが満足するように翻訳するのは恐ろしくハードルが上がってしまうという事実があるのだけれど。
 その筋の専門用語を、原語の音を生かしてカタカナに置き換えるか、あるいは意味を無理矢理くみ取ってそれらしい日本語を捏造するか。20年前にはハーブに詳しい人が多くなかったために、スパゲッティに入れるバジル葉を青紫蘇と訳していたようなものだ。
 どこまで翻訳のクオリティを上げればいいのかは客層の問題だとは思うのだが、しかしゲーム原作の映画であれば見に来るのは専門用語も平気なマニアが多数なのだから、原語に忠実にカタカナに置き換えてしまっても平気だと思うのだけれど。
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by muzina-giku | 2009-07-26 23:46 | 気になる言葉
もう少しタフな製品が欲しい
 特に触っていない状態でも、マウスポインタがブルブルと震えるようになってきたため、マウスの隙間の埃取りの時期であると悟る。意図せぬタイミングで、クリックしたい位置からポインタがズレるので、結果としてとんでもない挙動をすることがあり、非常にストレスが溜まる。別に必要でもない新規フォルダを勝手に作成し、その度にそれを削除するハメになって、非常に作業の効率を下げているのである。

 光学マウスであるので、受光部にゴミや汚れが蓄積すると反射する光を上手く受け取れなくなるためにマウスポインタが震えるのだと言う。そういうわけで受光部周辺の目立つゴミを取り除く必要があるのだが、どうもその辺りは入り組んだ構造となっており、分解が必要と判断することとなった。
 一応は精密機械の扱いなので「分解とは何事か」と言う人もいるのだが、基本的にマウスなど消耗品であり、それが原因で破壊しても「新品買わなきゃ」ぐらいの気持ちなので、プラスドライバーを持ち出す。まあ、昨今のマウスがやわな作りなのがいけないんだが。

 そして、一通り清掃を終えた後で受光部を確認してみたところ、頑固にへばりついた猫の抜け毛が、プラスチック部品の絶妙な隙間に挟まり込んでいるのを発見する。そこはピンセットでも届かない位置で、無理に細い物を突っ込むと取り返しのつかない傷をつけてしまいそうな場所であった。
 しばらく頭を悩ますが、そこは空気の力を利用しようということで、掃除機を持ち出してくる。そして狙いを定め、問題の部品にノズルを密着させ吸い込み強度を最強にしてスイッチを入れたのだった。と同時に、変な手応え。
 その後、掃除機のゴミパックを切り裂き、中を探って受光部の透明部品を探していた人間が一名あったという。

 結果、非常にマウスの挙動は安定し、今の所何の問題もない様子である。埃だらけでも水洗いするとかなり綺麗になるんだな。
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by muzina-giku | 2009-07-25 23:44 | 日記でしかない
皆既日蝕を求めて
 世間を騒がせたストーカー殺人の犯人が沖縄で逮捕されたというニュースを聞いて、もしかして日蝕を観るために沖縄に渡ったんじゃなかろうかという疑問が湧いてくる。

「日蝕を観て、人生観が変わった」という言葉を信じて、連れ回している元彼女を感動させてよりを戻そうと言う魂胆か。そうでなければ足取りを掴まれる危険を冒してまで航空機に搭乗する意味が分からないのだ。
 結局、沖縄本土は食分率が92パーセントぐらいで、皆既にはならなかったわけなのだけれど、もし本当に「南にいけば皆既日蝕」だと思い込んでいたのならば、本当にただの無駄骨であった。それどころか、途中で使用したクレジットカードが逮捕のきっかけとなっているわけだから、命取りでもあったわけだ。

 しかし、日蝕云々は完全に自分の妄想であるので、信じちゃダメだぞ。でも不治の病で余命幾ばくもない彼女を世界遺産・ウルルに連れていくような小説もあったんだから、そのノリを持つ若者がいてもおかしくはなかろう。それこそ「創作と現実の区別がつかない若者」を具現化しているという文脈で。
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by muzina-giku | 2009-07-25 00:11 | 時事
きちんと日本語で書けよ
 操作に悩んだのでファクシミリの取り扱い説明書を調べていたのだが、それがあまりにヘボくてちっとも必要な情報が得られない。目次を見てもその機種特有の用語ばかりで分からないし、索引を調べても用語が独特なんでサッパリ分からず。
 じゃあ、と本文で必要そうなところを適当に調べたのだが、なんというのか「分からない人がどこでつまずくのかが分からない。分かっている俺様が説明してやってんだから、いい加減理解しろよ」という説明の仕方なので、やっぱり分からず。

 結局分かったのは、「大事な操作は機会が勝手に判断して自動でやります」ということだったのだが、その勝手な判断と自動の操作でメモリが消去されましたが。

 日本の家庭用電化製品の取説の分かりづらさも異常で嫌いなのだが、それ以上に嫌いなのが「全自動」である。作業がブラックボックス化しているのが気に喰わない。ある程度動作の過程を理解して、コントロール出来るところには手を加えたいのである。

 ともあれ受けなきゃなんなかった書類をメモリ消去で失ってしまったので、送り手側に明日もう一度送信するように連絡しなけりゃならない。ああ、自動化の所為でかえって面倒くさいことになったなあ。
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by muzina-giku | 2009-07-23 23:58 | 日記でしかない
人生が変わるほど
 ちょっと前の日蝕関係のTVニュースで、「皆既日蝕を見に行くのは、人生変わるぐらいの体験」と言って例の島へツアー旅行に向かった人の映像を見たのだが、その時意図したのとは違った意味で人生の変わるような体験だったに違いない。けして安くはない渡航費用を費やし、日蝕観察どころか暴風雨に見舞われてしまうのだもの。天候に関しては運に左右されるところが強いのだけれど、屋内に避難しなければならないほどの土砂降りだったとは、後から考えるとわざわざ島まで移動したのが滑稽に思えてくるのではないだろうか。

 しかし通常の日蝕を観察するにしろ、どのようなメカニズムでどんな現象が起きるのかを既に知っているのだから、映像的な面白さという点を除いて、凄さという物は特にないともいえる。それが十数年に一度の現象であるということに珍しさを感じているだけで、そこからズルズルと天文マニアの領域へと引きずり込まれてしまう人はどれほどいるのだろう。



 そんなことよりも目先のことで大変だったのは断水で、9時近くまで水道が使用出来ずにいろんなことが後回しになっていたのだ。どこかで水道管が破裂し、それを補修し終わるまで水が出ないということだった。
 考えてみれば断水も十数年ぶりの出来事であり、日蝕の頻度とほぼ同レベルの珍しさではあるのだが人生変わるほどのレベルではない気はする。それでも、自治体が巡回させているはずの給水車がちっとも回ってこねえ事実に対しての苛立ちは、ライフラインに対しての思考の糧となったという意味では何らかの変化をもたらすのかも知れないが。
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by muzina-giku | 2009-07-23 00:48 | 時事
あるムラムラ
 昔々、ある所に独り身の男が住んでおりました。ある日男がムラムラしていると、木の股にポッコリと穴が開いているのを見つけました。その穴の大きさが実に丁度いい大きさだったので、ムラムラを解消するために男は詳しく書くにはいろいろと問題になりそうなことをその穴を利用して行ない、とてもスッキリとしたそうです。
 それからしばらくして、問題の木がだんだんと太くなってゆきました。でも木だから誰も太くなってゆくことを気にしません。そうこうするうち、十月十日経ったある日のこと、その木の股の所に、一人の赤ん坊が生まれていたのです。めでたしめでたし。


 木を孕ませる男の昔話があるけれど、破廉恥な物が嫌いな人々はこういう話も規制しようとするのではないだろうか。現実のモデルのいない絵画やコミックすらも排除しようとする連中である。たとえそれが他愛のないお伽話であったとしても、一つの生命が同意のない性行為の被害者となり、望まぬ妊娠をさせられるストーリーを嫌うであろう事は目に見えている。
 少なくとも話の中で、男がムラムラとしている時点で、この話が性的な劣情を喚起する代物であることに疑いの余地はない。そうした意味でこれは立派なポルノグラフィーであるため、実在・創作の区別なくポルノを取り締まろうという連中からすれば、排除の対象となりえる話ではなかろうか。

 ともあれ、何がポルノとして取り締まられ、何がセーフであるのか、明文化して示してもらわないことには、何を書くにしても戦々恐々とせねばならない。明文化されないことによる、法律の拡大解釈による冤罪も生み出されるであろうし。その辺りを例の法案が玉虫色でお茶を濁している限り到底内容について承服は出来ないのだ。



 関係のない話だが、慣用句に「木の股から生まれる」という物がある。これは男女間に生まれる感情の機微について、よく理解出来ていない者を揶揄する時に使われる言葉である。子供に「赤ちゃんはどこからくるの?」と訊かれた時に、苦し紛れに「木の股から」と答える事例があるのだが、この言葉はこういうやり取りが語源となっているようだ。
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by muzina-giku | 2009-07-22 00:03 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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