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馬・人・ブロンズ・重さ
 TVを見ていたら、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿に残された未完の大作『スフォルツァ騎馬像』の復元云々というCMが流れており、そこであることを思い出して調べ物を始めたのだった。

 元々この騎馬像は、高さ7メートルという当時世界最大のサイズの騎馬像を目指して製作が開始されたものである。馬に乗る人物はフランチェスコ・スフォルツァといい、地方豪族出身の傭兵隊長で、結婚による血縁を得てミラノ大公へとのし上がった人物だ。
 元々の制作当時には、馬の部分だけ粘土による原型が完成したのだが、戦争により制作が中断、そのまま未完の作品となっていた。

 それが1989年の完成を目指して復元されることとなったのだが、ある理由のためにブロンズによる制作を諦め、材料をFRP(強化プラスチック)に替えられたのだという。
 ある理由については分かると思うのだが、重さの問題。一旦、高さ2メートルで模型を作ったのだがその際に重さを計算したところ、全体の荷重に馬の脚部が耐えられないと分かったからなのだそうな。
 調べたかったのは、ブロンズを原料として制作された際に予測される最終的な重量である。計算したのだからどこかにその数値があるわけで、それを野次馬的な根性で知りたいと思ったのだ。

 作品名が分かり、知りたいのが重さ重量なのだから、ネット検索ですぐに調べがつくかと思ったら全然出てこねえ。仕方がないから、英語で検索するハメになってしまった。おそらく重さの単位はトンだろうから「Sforza Monument ton」で。
 0.3秒で結果。70トン説と80トン説があるが、この違いは上に人物像を加えるかどうかの差らしい。この重さを馬の脚部2本で支えなければならないわけだから、強度の問題となるのも当然であり、そして支えきれなければ大惨事となるのは予測出来る。

 ともあれ、疑問が解決したのでスッキリしたのだが、日本語で重さが調べられなかったのが困ったもんだ。
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by muzina-giku | 2009-05-31 23:38 | 雑記
果実酒用
 そろそろ梅の出回る季節である。そのため梅酒を仕込むための、ホワイトリカーや果実酒用ブランデーが酒屋の店頭に並ぶのだ。
 梅酒については特に興味はないのだが、果実酒用ブランデーが手に入るのが非常に嬉しい。ホワイトリカー同様、年中売っていても良いと思うのだが、いかなる理由かブランデーの方はこの時季にしか見かけない。だから梅酒の季節に忘れずに買っておく必要があるのだ。

 そうやってブランデーを手に入れて、何に使うのかといえばコーヒー酒の仕込みである。煎った丸のままの豆(挽いていない)を、梅酒と同じ要領で氷砂糖とともに蒸留酒につけ込み、成分の抽出を待つという方法で作るものである。
 出来上がるのはコーヒーの味と香りを持つ甘味のある酒だが、これを牛乳で割るとカルーアミルクのような飲み物となる。もちろんアルコールを含有しているため、20歳未満は飲んじゃダメ。そして、俗信として牛乳で酒を割ると深酒しても悪酔いしないとされているが、身体を張った実体験では「そんなことない」である。

 ホワイトリカーでも作れないことはないけれど、焼酎は嫌いなのでやはりブランデーが好ましい。年中手に入るのならば、コーヒー酒を作る頻度がもう少し増えるのだろうが、無い物は仕方ないねえ。




2009年6月21日 漬け込み
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by muzina-giku | 2009-05-30 23:14 | 雑記
遠田の蛙天に聞こゆる
 家から歩いて5分もかからぬ場所に田んぼがある。今年は減反する区域ではないので、その田んぼに水が張られ、すでに田植えのシーズンとなっているのだった。
 水の溜まった田んぼというと、カエルが夜中にゲコゲコ鳴いて騒さいという現象が見られるのだが、今まさにその状況である。どこから現れるのか謎だが、多数のカエルが田んぼへと押し寄せ、発情状態に陥っているらしい。間断なくゲコゲコという声は、慣れないと寝られないという人間もいるのだが、もう何年もこの状態だし、やがて一週間ほどすれば聞かれなくなってしまうのだし、風物詩ということで良いんじゃないのと思っている。

 しかし何年か前、どこかの公園の池にて、同じように騒々しいカエルの大合唱を聞いて、「寝られぬ」と公園を管理する地方自治体に文句をつけた御仁がおられたそうな。その結果、その池のカエルは駆除され、「夜の静けさが取り戻された」ということである。いやいや、人間中心の社会って恐ろしい。

 ともあれ、カエルがゲコゲコ鳴いても気にならないくらいの田舎なので、他にも特典がいろいろ待っているのだ。うまくしたら今年はホタルが見られるかもしれないのである。
 減反しているとはいえ、年間を通して水が溜まっている場所が多少は近所に存在するのである。昨年も少ないとはいえ、ホタルの姿は確認しているので期待は持てる。

 今では畑になっている土地だけれど、子供の頃には家から道を渡った所に田んぼがあり、梅雨の時期の夜の晴れ間などに時々家の中に入ってくるほどの大量のホタルが発生したことがあったのだが、今考えるとそれはとんでもない贅沢だったのかも知れない。なんか勝手に増えて、勝手に光っている印象しかなかったのだが。

 現在ではホタルの養殖をしている観光地も多いようだが、その中にはホタルの地域的特性に留意せず他地域の見栄えの良い品種を放流する事も多くて、遺伝子汚染の原因ともなっているらしい。餌となるカワニナなんかも、中に何を飼っているのか分からない(寄生虫とか)のにポンポン放流するし、大丈夫なのかなあと心配するのだった。
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by muzina-giku | 2009-05-30 00:06 | 雑記
世界レベル以前
 新型インフルエンザの影響からか、「パンデミック」という言葉が聞かれる機会が非常に多くなった。いわゆる世界的大流行というやつで、「複数の国や地域にわたって、感染症が拡大すること」であるとされている。

 現代のように、モータリゼーションや航空機のような輸送技術の発達で、原因となる病原菌やウィルスの移動も監視しづらくなり、感染病の世界的な大流行も起こりやすくなっている。しかし、この状況を表す言葉がパンデミックという外来語しかない状況も、文字で書き表したい身としては非常に隔靴掻痒な気分である。
 一応は「汎発流行」なる言葉があるらしいのだが、これはこれで分かりづらい。逆に困ったものだな。

 また、パンデミックに至らぬが、それなりの範囲で感染病が流行している状況を「エピデミック」と呼ぶ。しかし、こちらの言葉をあまり聞かないのは、日本語を母語とする者たちにとっては発音しづらい単語であるからか。

 さらに狭い規模での流行を「エンデミック」と呼ぶ。これに関しては流行している範囲が狭すぎて流行とさえも認識されないこともあるようだ。しかし、ある症状が一定の地域に繰り返し発生する現象を「風土病」と呼び、これなどは日本語として既に認識されている言葉となっていて、言語表現の点では安心した。
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by muzina-giku | 2009-05-28 23:54 | 気になる言葉
サルビア
 車を運転している時にすぐ前を走る軽トラックの荷台に注意が向く。そこには荷台の面積いっぱいにサルビアの苗が積まれていたのだった。色は赤と薄橙(昔風に言うと肌色)で、その2種類がほぼ半々、まるで花壇か何かのように見えた。
 おそらくは苗屋さんが出荷するためのサルビアを運んでいる途中に遭遇したのだろうが、一般人ではその分量の苗を一度に見ることはほとんどないので少し驚いた。しかし園芸店の植物もこうやって誰かが運搬しているから、店頭で購入出来るのだけれど。

 関係はないけれど、軽トラックではなくルノー・カングーで後方の観音扉を開くと中に丈の長い切り花が何百本と束ねられて、みっしりと積んである光景も感動する。街のオシャレな花屋では、配達に使う車がカングーだというイメージが何となくあるけれど、ラゲッジスペースを考えると不思議でも何でもない。

 ともあれサルビアに話を戻そう。
 個人的にはサルビアというと、小学校2年生の時の写生大会で花壇の花を描かされたことを思い出す。その花壇には2種類の花しか植わっておらず、その一方がサルビアだったのだ。
 現在のように何種類ものサルビアの苗が売られている時代ではなく、その全てが赤い花であった。そのうちの一本の前に陣取って自分はその花の絵を描いたのだった。描いている間、もう一種類の植物・橙色のフレンチマリゴールドが、特有の臭気を漂わせていたことを思い出す。

 今となってはサルビアを特に好きというわけではないのだが、記憶の欠片が何かの機会に引き出されると際限なく周辺のことまで思い出されてゆく。この分では、マドレーヌを紅茶に浸したらどうなってしまうんだろうな。
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by muzina-giku | 2009-05-28 00:04 | 日記でしかない
猛獣コンビ
 話をしていたら、突発的にコンビ論となった。

 反りの合うコンビとして猛獣と猛獣使いというのもあるんだけれど、いっそのこと猛獣同士というのもあるのではないかと。普通はどちらかが手綱を引きコントロールをしながら目指す方向に行くのだが、目的なくただ勢いで何かしたいだけならば舵取り役要らなくね? と思ったから。

 まあ、無鉄砲に突っ走っていれば周りに多大な迷惑をかけるのだろうが、そういうのを考える心配のない場合限定ということで。野生の状態ならばトラはトラ同士でつがうんだし、なんかそういうのが許される状況もどこかにあるんじゃないのかなあ。

 とは言っても、猛獣同士だからとトラとライオンを無理矢理組み合わせてしまうのはちょっと違う気もする。その組み合わせによる産物のライガーやタイゴンでは、そこから先に子孫を残せる可能性がほとんど無いのだし、そうした意味での興味深くはあるが結果が先細りとなる実験はやめておいたほうが無難であろう。
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by muzina-giku | 2009-05-27 00:15 | 雑記
目力
 長年のブランクを取り戻すために少しずつラフな絵を描いているが、それにしても目の力が落ちているなと。一般的に視力と言われる目のピントを合わせる機能に問題はない。しかし、目で見た物を映像として記憶し、それを二次元化して画面に再生する能力に機能低下を感じるのだ。
 写真のような停止している物を描く際にはほとんど問題ではない(作業としてはつまらないが)。しかし動いている物を写す時に、見た物のイメージを脳内に保持する暇もなく、見た端からポロポロとこぼれ落ちてゆく感じが非情にもどかしく思えるのだ。

 なんだか脳科学の人が聞いたら面白がりそうな感覚なのだが、自分の場合はそんな感じだよなあ。だから、見て描いたことのない物だと脳内に絵としてのイメージが出来ていなくて、初めて描く物だと非常に苦労する。その代わり、舐めるように見た経験のあるものならば手が覚えているとでもいえるような感覚でスラスラなのだが。

 ともあれ、感覚を取り戻すには手を動かしいろんな物を観察する他はないようなので、毎日少しずつ時間を作らないとならないようだ。
 で、エドワード・マイブリッジによる走行中の馬を撮影した連続写真(Eadweard Muybridge, "The Horse in Motion")や、シートン(『動物記』の)動物解剖図などを穴が開くほど眺めているのだが、いずれ血となり肉になるのだと思いたいものである。
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by muzina-giku | 2009-05-25 23:51 | 雑記
御購入は計画的に
 ある複合商業施設に出かけた時のこと。そこは出入り口の近くに花屋があり、母の日商戦で売れ残ったらしい鉢物の値引きセールをやっていた。買いはしないけれど、通路にはみ出さんばかりの所にまで展示され、いくらか邪魔なのでついつい目をやってしまう。
 その中にひときわ目立つ巨大な観葉植物の鉢植えがあったのだ。その大きさは、身長の低い自分よりも頭一つ大きい物で、あまりに大きいために売れ残ってしまうのもむべなるかなという存在である。

 その鉢植えが原価一万円より5割り引き、つまり五千円となっているのを値札で見て取り、「それでも売れるものか」との気持ちで近づいて見たところ、目立たぬ所に売約済みの札が貼ってあったのだ。
 すなわち買う人があったのだ、半額って凄いなあと思っていたら、さらにまた目立たぬ所に別の札を発見。そこには「配達不可・お持ち帰りのみ」との文字が。
 大きすぎる上に自分で抱えて持ち帰らなければならない。たとえ半額になっていてもその手間は面倒だと思うのだが、少なくともこの世に一人はこの難事業をものともしない人間がいる様子である。

 しかし、こんな巨大な物をどこに置くのだという疑問が新たに湧いて、他人事ながら心配になって仕方ない。
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by muzina-giku | 2009-05-24 23:46 | 日記でしかない
2年後、テレビ無し
 別に横浜ベイスターズ・大矢明彦監督の無期限休業措置に抗議してTBS系列の番組を観ないわけではなく、単純につまんないから。7時台にニュースを放送しておるから、その時間の野球中継が一時間遅れになってしまい、非常に憤りを感じるのも事実だが。

 ともあれ最近のTV放送が非常につまらないのは確かで、この状態が続くとアナログ放送の停止する日にはTVを見ること自体をキャンセルしてしまいそうである。もう時代劇の再放送を必要とする人間もいないしね。

 ところで最近のTV番組に多いパターンの、「ネタ切れのときは世界の面白画像を集めた番組」というのが、どうにも始末に負えないと思うのだがどうだろうか。ああいうのの出所は、インターネットの動画サイトに寄せられた物が大半で、そのため別にTV放送を視聴しなくともネット上で閲覧出来るのである。そして、スタート地点がネットであるため、TVで取り上げられる頃にはネタとしての新鮮さを失っているという別の欠点もはらんでいるのだった。
 そういうのが番組として成立するという点で、今のTV番組製作者の能力が、素人の撮った画質の悪い動画にも劣っている現実を露呈しているのだと思う。そして、番組のつまらなさにガッカリして、余計にTVから離れて行くという悪循環に陥るのだろう。
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by muzina-giku | 2009-05-24 00:30 | 時事
便乗商売は現れるのか?
 新型インフルエンザの流行により、薬局などではマスクが非常に売れており、入荷する途端に数十分ほどで売り切れてしまうという現象が起きているようである。
 自分の住んでいる地域ではまだ感染者が出たとの報告はないため、周囲でマスクを着用している人は少ないのだが、そのうちどうなっちゃうのかという不安は少しある。関西と関東に患者がおり、そこを結ぶ幹線的な交通機関があるわけだから、明日にでも患者発生の報告があるのかも知れない。
 だからといって何ができるでもなく、基本に忠実に手洗い励行を心がけるのであろう。ともあれ、この大騒ぎももうしばらくしたら落ち着いた雰囲気になっているのかも知れないけれど。

 ただ、この期に及んでマスク特需にならい、変な健康商品を流行らせようという不逞の輩は発生するような気がする。
 今でも、水面下で「感染パーティ」なんかを企画している者どもは存在しているようだし。あらかじめ問題となるウィルスに接触しておくことで、身体に免疫を作るというのだが、そうすることで感染者を増やすことで、ただでさえ感染力の強い病気をさらに広げる原因になるとは思わないのだろうかと小一時間悩む。多分、理数系に弱そうだからネズミ算も理解出来ないんだろうなあ。

 また、免疫力を底上げすると称して妙な食品を売りつけるような人間はいるだろう。おそらく茶カテキンやヨーグルト、抗酸化物質を含む野菜や果物辺りを推してくると思うが、なんか使い古された手なのがどうも気に喰わねえな。
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by muzina-giku | 2009-05-23 00:09 | 時事

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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