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「分かりやすいキーワード」には警戒
 2001年、前総理大臣の所信表明演説で有名になり、その年の流行語にもなった「米百俵」という言葉がある。
 これは長岡藩の大参事・小林虎三郎が、救援米として贈られた米を換金して学校設立の費用とした逸話に基づくものである。一時的に生活が楽になるよりも、将来のことを考え計画的に金銭を運用することが大事という教訓らしい。

 で、総理大臣が交代したところなのだが、前任者はこの「米百俵」を実践したのだろうかと疑問を持つ。
 少なくとも教育に税金を投じたわけではないのは確かだが。
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by muzina-giku | 2006-09-29 23:22 | 雑記
臓器はどこからやってくるの?
「死ぬ死ぬ詐欺」のキーワードで訪問者が増えているなと思ったら、こんなもの(死ぬ死ぬ詐欺 まとめサイト)という物が出来ていたようだ。



 オレ自身はそもそも臓器移植自体に否定的な意見を持っている。
 移植後の患者、十年後生存率が50%などと聞いて、効率の悪さにゲンナリするぐらいだ。主に「免疫抑制剤による副作用」と、「臓器自体の不適合で二度目の移植が必要となる」の理由で死期が早まるそうだが、前者の理由ならまだしも後者であれば「また募金?」ということにもなりかねない。



 ドナーがどこから来るのか、という疑問を理由に挙げても良い。
 病気の治療に使うのだから、移植に用いる臓器は「健康で新鮮なもの」が必要とされている。そのため、長年の闘病の末に死を迎えた人間(健康でもないし、治療で投薬の影響もある)よりは、昨日まで健康で突然死ぬなどと本人すらも思っていなかった人間からの臓器が求められている。
 また幼児・児童などの移植の際には、臓器のサイズをかんがみてドナーは同年齢の子供が望ましい。

 考えてみれば生き延びるために、元気な誰かが死んでくれるのを待っているのだから酷い話だが、世間というものはそういうところに想像力が及ばないものらしい。



 時間外診療室(ERを兼ねていることもある)や集中治療室で病人に付き添っていたことがある。その時の記憶を頼りに言わせてもらえば、あの雰囲気の中で家族として患者の臓器提供に同意できるか自信はない。

 急にヤバい状態になり、処置のための何枚もの同意書に署名・捺印を繰り返し、別のその場にいない親戚や知人に連絡やら説明やらしている状況だ。
 だいたい「死んじゃうかも」という非日常がいきなりやって来て納得いかないところに、「臓器を下さい」という日常からもう一段離れたものがやって来るのだ。混乱する方が普通だと思う。

 移植賛成派は一度、想像力をたくましくしてこういうシーンをシミュレーションしてみるべきだ。
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by muzina-giku | 2006-09-28 22:57 | Web上の出来事
恐竜以前の古生物
 古生物を紹介する番組を見る。NHK教育の『地球ドラマチック』で放送された「タイムスリップ! 前恐竜時代(2回シリーズ)』である。〈アンコール特集〉とついていたので、以前一度、放送されていたものらしい。

「昔の生物」というとたいていは恐竜の話になってしまうのだが、この番組はそれ以前の節足動物や脊椎動物を扱っていた。恐竜より古い動物については、カンブリア紀のバージェス動物群ぐらいしか、まとまった形で見たことはなかったのでありがたい。
 とはいっても、アノマロカリスのCGアニメは感動したのだが。

 前・後編に分けての放送で、今回の前編では石炭紀の巨大節足動物が繁栄したところまで、巨大ムカデにはちょっと困ってしまったのだが、
 後編では哺乳類型爬虫類が出てくる模様。
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by muzina-giku | 2006-09-27 23:56 | 理系
魔女狩りよりも
 福岡にて、酩酊なのか泥酔なのかともかく飲酒状態のドライバーが運転する車が、別の車に衝突し乗っていた一家5人のうち子供3人が死亡した事故を受けて、飲酒運転に対する取り締まり強化、および厳罰化を求める声が高まっている。

 確かに飲酒運転は危険だし、厳罰化したくなる世論も分かる。しかし死者が出てから、彼らに対して哀れみの感情を煽るだけ煽って、その上で語るべきことを形にするという報道の仕方に納得がいかない。

 なんというか「泣かせはドラマか何かでやってくれ」という気分である。
 飲酒運転事故を減らすために出来ることを検討することと、事故の悲惨さを伝えることの、二つの目的を一つのニュースで伝えようとしているために、論点が分かりづらい。「被害者の人となりを知りたい、知らせたい」というのは、なんというか覗き見根性の延長のようで、個人的には不快に感じる。

 まず為すべきことは飲酒運転者を処分することではなく、飲酒運転者を減らすことだ。代行運転が割高になるので利用を躊躇するというのならば、多人数利用で一人頭の料金が減るようにするとか、酒を出すことが多い飲食店が何軒かで送迎用の大型車を調達するとか、飲酒をする客が利用しやすくなる方法を考えても良い。一例なので、もっと賢い対策もあると思うが、ともかく金銭的な負担がもっと減らせなければ、危険な方法を選んでしまう人間が減らないのではないか、と思う。

 過去を変更できないのであれば、未来に過ちを繰り返さない努力をした方がずっと皆のためになると思う。すでに罪を犯してしまった人間を追いつめるだけでは、進歩が足りない。
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by muzina-giku | 2006-09-26 23:03 | 時事
タバコ初体験のこと
 喫煙体験ではなく、止血用にもみ込まれた思い出である。

 小学生の頃、地元の祭りで家に親戚の人間が10人ほど集まっていた。

 祭りなので、供え物に籠盛りの果物がありその中のリンゴを食べたかったのだが、久々に集まる親戚との話に夢中で、誰もオレの要求「リンゴを剥いて欲しい」に応じてくれる人間はいなかった。
 仕方ないので、普段見てきた包丁でのリンゴの皮むきを、記憶を元に再現しようと包丁を持ち、その結果として流血の惨事である。

 血溜まりが出来るほどしっかり切ったので止血が必要となり、紙巻きタバコをほぐして葉っぱを傷口に直にまぶされた。
 ニコチンに血管を収縮させる作用があるので、確かに血はすぐに止まったのだが、傷口にタバコを押し当てる瞬間がものすごく痛い。冷たい食べ物が知覚過敏の歯にシミるような鋭い痛みである。消毒液で情け容赦なく傷口をシュワシュワとやられるよりも痛いぐらい。
 ちなみにタバコの銘柄は「わかば」であった。

 当時の傷跡もオレの手にまだ残っているはずなのだが、その後に数え切れないくらい傷跡が増えている(主にネコ絡み)ので、どれがというのは特定できない。別の機会に切れ味の悪いスライサーで指の表面の肉を削ぎ落とした時のは分かるのだが。
 今なら普通に圧迫して止血するけどね。



 少々前に「ヤマビル大発生」のニュースを見ていて、肌に吸い付いたヒルを指でつまんでむしり取る映像を見たのだが、「そこはタバコだろう」と思わず突っ込みたくなった。引きちぎるとヒルの歯が残って危険だ。
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by muzina-giku | 2006-09-25 22:45 | 雑記
優しいだけでは駄目だ
 有名な頭痛薬のうたい文句で「半分は優しさで出来ています」というものがある。

 しかしいくら優しかろうと効いてこない薬は困る、と頭痛を抱えながら思う今の瞬間である。あまりに効かないので、思わず倍量を飲んでしまいそうだが危険なのでそのアイデアはとりあえず却下。

 おとなしく普通に治ってくるのを待とうと思う。
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by muzina-giku | 2006-09-24 22:52 | 日記でしかない
Un-fair Play
 歴史上の偉人、メディアをにぎわせた有名人をアンケートで順位をつけ、歴史に名を残す100人の女性を紹介する番組を放送していた。見たかったわけではなかったが別の番組との切り替わりの時間で、どんな感じなのか確かめるため10分くらいチェックしてしまった。

 その中で英ミステリー作家アガサ・クリスティーの名が登場する。
「偉人を100人紹介するといって、基準が分かりにくいなぁ」と感じた頃、クリスティーについての紹介VTRが始まった。
 代表作『オリエント急行殺人事件』と出て、その後にあろうことかこの作品の犯人を放送してしまう。

 現在「必読本は押さえておこう」のコンセプトの元、クリスティー作品をちょっとづつ読み進めているという、個人的事情を抱えている。そのクリスティー作品中でも『アクロイド殺し』と『オリエント急行殺人事件』の二つは、美味しいものを出来るだけ先延ばしにするため我慢してきたのだった。
 古今東西、言い継がれてきている非常に有効なアドバイスは「推理小説の答を教えるようなバカ野郎は、今すぐ絶交してしまえ」というもの。推理小説に限らず色々なストーリーを持つ作品のネタバレを、遠慮なく喋ってしまう人間は例外なく絶好してしまっても良かろう。

 そういうことで日本テレビ系列の放送局とは今日から縁を切ろうと思う。
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by muzina-giku | 2006-09-23 23:16 | 日記でしかない
既得権益は手放せぬものらしい
 著作権の保護期間を、現在の著作者死後50年から70年へと延長しようという動きが一部であるらしい。
 しかしそんなに延ばして、著作権使用料がどこに流れていくのかといえば、コンテンツを制作した本人ではなく、関係者や相続人だろう。

 そこまで手厚く保護してしまうと、おそらくは金を払うほど面白みのないコンテンツはコピペされることもなく早々に忘れ去られてしまうのではないか。
 今の保護期間50年にしたって、50年前にヒットした音楽・文章のどれほどのものが人々の記憶に残っているか。

 古典の授業でお世話になった(苦しめられた)、『源氏物語』『土佐日記』などが現代の日本に残存しているのは、藤原定家が後世へ作品を残すために文章の書写(一種のコピペだろう)を使命とし、子々孫々にまで命じたからであろう。

 既得権益を守ることばかりを考えていると、かえってコンテンツの寿命を縮めてしまうという面もあるのかも知れない。どこの誰の文章なのかも知らぬが、勝手に写されることによって無限に生命を保つコンテンツという幻想も良いものではないか。
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by muzina-giku | 2006-09-22 23:38 | 時事
 使用中のサラダ油のラベルに「超・油っこくない」と書かれていて悩む。否定語がどこに係っているのかが分からない。
「Not 超・油っこい」なのか「超・Not 油っこい」なのか。
 前者であれば製品が「普通の油っこさ」なのかも知れず、後者であれば「とても軽い油」なのかとも思う。

 ともかく日本語として分かりにくいし、非常に紛らわしい。そして「超」などという、「いまは若者言葉として定着しているが、一時の流行語として5年後くらいには使うととても恥ずかしい語になっている可能性が非常に高い言葉」を臆面もなく使用しているのが老婆心ながらかなり心配だ。
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by muzina-giku | 2006-09-21 22:55 | 気になる言葉
『インカ帝国の成立』
 先頃、iTunes Music StoreことiTMSでは動画を扱うようになり、その結果Musicが取れてiTunes Storeに名称が変更となった。それでも利用はやはり音楽中心だとは思うのだが、こうやって少しづつコンテンツ・ビジネスが変化してゆくのかと感じる。



 で、そのiTSでとんでもない楽曲が配信、ヒット中である。その名も『インカ帝国の成立』(作詞作曲&歌・つボイノリオ)。

 つボイノリオの名を聞いただけで「嫌ぁーな予感がした」という人はその予感を信じてもよろしい。例のごとく放送に堪えられるかギリギリの楽曲であるが、『学校放送OKバージョン』なる、ピーという電気音で放送するには不適切な歌詞をマスクした物もあるのでプロモーション活動も問題なく行なうことが出来るであろう(プロモーションをしたいのかは別問題だが)。
 内容はインカ帝国初代皇帝が、苦難の末に敵を打ち倒し帝国を建国するというもの。しかし、主人公である初代皇帝の名が現代日本文化の中では発音しづらい物であるため、放送の際には「電気的な処理が必要」らしい。

 えー、平たく言ってしまえば下ネタソングなのだが、世の中があまりに「清潔志向・安全志向」になってしまうと、こういった笑いにくるんだ形での小さな反逆を行なってみたくなるんじゃないかな、と。
 一応、レーティングは「Parental Advisory Explicit Content(歌詞の一部に注意すべき文言が含めれているため、未成年者の視聴には保護者による適性かどうかの判断が必要なコンテンツ)」となっており、購入するのは少々考えた方が良いのかも知れないが。



追記

この記事の訪問者が少なからず存在するようなので参考になりそうなリンク先を貼っておく。
『インカ帝国の成立』|Wikipedia

で、誰がウィキペディアにこんな項目を立てたのであろう。
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by muzina-giku | 2006-09-20 22:59 | 音楽

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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