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FLORA
 澁澤龍彦著の『フローラ逍遥』を引っ張り出す。
 不幸にして手元にあるのは箱入り豪華版ではなく平凡社ライブラリー版なのだが、彩色の図譜の数々が小さいのは仕方がないとしても、花をとっかかりとして展開される博学の世界が非常に心地よい。



 世は塗り絵ブームだそうで、あちこちでルドゥーテの『バラ図譜』の複製を見かけるようになった。
 本物はいわゆる銅版手彩色というやつで、市場に出てくることはほとんどないし、出てきたとしても一財産(家が軽く買えるんじゃないか?)ということで、こんなに世にルドゥーテの薔薇があふれ返っていることが驚異である。

 博物的な植物画は好きだが蒐集するほどの財力は無い。代わりに、緑の指は持たないが興味ある植物を育てて観察する。
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by muzina-giku | 2006-05-31 23:50 | 雑記
「ちったぁ黙ってろ」と言われたような気がする
 いろいろな人間がいれば考え方の違う人間が存在するのは当然のことである。
 話し合って分かりあえるか、分かりあえたと思ってもそれが錯覚なのか。おそらく、鏡を見ているかのようにそっくりな考え方をする人間は世の中にいないと思うが、違うなりに互いの考えをぶつけて、妥協点を探るくらいのことはあっても良い。



 昨今、自分と異なる意見を認めない風潮が強くなってきたように思われる。
「国を愛せ」と言われるが、そもそも愛すべき存在である'国'というものがよく分からない。
 日本列島という地べたなのか、そこに在住している人間なのか、日本国籍を持つ人々なのか、「愛国心」を高らかに唱える人々は説明してくれぬ。
 国際結婚をしたカップルなどで「子供が長じてからどちらの国籍でも選べるように」と海外で出産する例などがあるのだが、こうした場合では当事者の愛国心はどう判断したら良いのか、とかね(およそ、欧米文化に対するコンプレックスに過ぎないと思われるが)。

 他にも残虐描写と犯罪の関係だとか、ゲーム脳だとか、前提となるところが正しいのかどうか分からないのに論だけ先走りしていってしまい、結果として素朴な疑問すら入り込む余地のない一方的な理屈の押し付け状態になっているものは数えきれないほどある。

 しかし、そんなところにクビを突っ込んでいっても、向こうの主張に合致しない意見は皆却下となるような気がする。
 そんな話し合いというよりも、潰し合いと呼ぶべき状態を避けるには、部外者が口をつぐんだ方が良いのかね?
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by muzina-giku | 2006-05-30 23:42 | 日記でしかない
エビカニ
 ゲームに使用する新キャラクターの名前を考えろと相談を持ちかけられ、張り付かれたまま小一時間。

 どうやらロボットらしいので「外骨格だから甲殻類だな」と結論を出し、'ブラックタイガー・冷凍'でどうかと言ってみる。
 不満らしいので'ブラックタイガー・養殖'という代替案も出してみる。

 正直なところ彼のプレイするゲームを、オレは一生触らないように思うのだが。そういうことでかなりナゲヤリに事を処理する。

 格好良いじゃないか「黒い虎」だぞ、文字通り解釈すれば。あと漢字が使用できるか否かは不明。

 そもそもオレには関係のない話なのに、なぜ他人の時間を小一時間無駄に消費させるのかと思うが、付き合っているオレも親切過ぎるのかも知れん。
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by muzina-giku | 2006-05-29 23:08 | 日記でしかない
海藻嫌い
 欧州で狂牛病が猛威を振るっていた頃、牛コラーゲンを原料にしたゼラチンの代替物として寒天に注目が集まったことがあるそうだ。
 日本のある商社だかメーカーだかがサンプルを持ち渡欧し、良い感じで商談がまとまりつつあったのだが、原料の話になった途端、相手側の態度が渋いものになったという。
 要は'海藻'が原料だから欧州人には好まれないのではないかというのが理由らしい。

 確かに欧州や米国では海藻の一種である海苔が食べられない、苦手という人々が多いため、海外の寿司屋では巻き寿司の海苔をわざわざ酢飯より内側に巻き(アボカド巻きのように)、一口目に海苔の味を感じさせないように工夫している。



 しかし、昨今の健康食ブームの中で欧米人の海藻嫌いの傾向に変化が起きているようだ。
 カロリー控えめで、ミネラルや粘質多糖類を豊富に含む海藻類は、新たに見いだされた健康食品類ととらえられ近年消費量が伸びているという。

 洋の東西を問わず、こうした健康ブームに躍らされている気もする。
 本来、食物として認知していない、むしろ食うべきではないとしていた食品を、「血液サラサラ」「身体の毒出し」などという分かりやすいキーワードにのせられて、積極的に摂取するようになる。
 欧米での海藻に限らず、黒酢・ケフィア菌ヨーグルト・赤ワインポリフェノールなど日本でもいろいろなものが流行り、そして忘れ去られていったのである。

 いいかげんTVの健康番組の情報など鵜呑みにせず、自分の頭で考えていろいろと情報を集めてみたらどうかと思う。
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by muzina-giku | 2006-05-28 23:06 | 理系
買ったCD(覚書程度)
Pet Shop Boys の新アルバム"Fundamental"が良い感じだ。
 キャリア20年超のユニットということもあろうが、名曲揃いのアルバムで満足度は非常に高かった。

 ただし初回限定版はCCCDである。そして通常版はCD-Extra。
 つまり通常版は普通に音楽をPC等に取り込むことが出来るが、初回限定版は出来ないという前提である。

 そんな風なので通常版と初回限定版のどちらを購入するか小一時間ほど悩み、駄目元で初回限定版を購入。
 コンピューターに音を取りこめないという点以外にも、ドライブを痛めそうでCCCDは嫌いなんだが。
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by muzina-giku | 2006-05-27 23:36 | 音楽
愛の大安売り
 国を愛する心を養うような教育をするよりも、愛せるような国にする方が先決なのではないかと思うのだが、どうしても文章にしたいのだな。
 別に生まれた国を好こうが嫌おうが個人にゆだねられるものだと思われるが、そういうところを型にはめ、一方で個性を重視した教育を謳うという矛盾した国だ。

 たとえば'愛国心'ではなく、'愛校心'というものに替えたらどうか。
 中学生時代、美辞麗句を並べて生徒全員に掛け声を上げさせていた教師を思い出す。校内だろうが校外だろうが、生徒が集合したらいつでも「××中、オー」と叫ばせていた。
 常のことなので馬鹿馬鹿しいと思いながらも適当にやっておけばとっとと終わるから付き合っておった。だが、一部の莫迦が(どうにもやってられない)と無駄話などすると、「真面目にやってない、もう一度」となってしまうので非常にうんざりであった思い出である。
 このように愛を強要するという行為が横暴なのではないか。教師と生徒という力に上下関係のある間柄であればなおさらのこと。
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by muzina-giku | 2006-05-26 23:25 | 時事
毎日いろんなことが起きて飽きない
 先の総選挙で初当選した某衆議院議員の開設しているブログに、別の有名予備校講師の出版した書籍に記載されている文章に酷似した表現があったとのこと。
 その指摘を受け、該当ブログではその文章を削除したのだが、騒ぎは収まらずにそこいらじゅうで取り上げられている模様。

 別に議員のブログなどどうでも良いんだが(張り付いて閲覧しているわけでもないしね)、いきなり削除というのでは対応を失敗したのではないかと思う。

 そんなものがあるとしての話だが、一般的なブログ炎上の経緯というのは、
1,無防備に'痛い'文章を載せる
2,意外に反響が大きくてびっくり
3,批判的なコメントなりトラックバックが寄せられるようになる
4,対応するのに疲れた、不愉快なため該当記事を削除
5,「なに逃げてんだ、オラー」とトップ辺りにある別の記事にコメント&とラックバックが無限に張り付けられるようになる
6,さらにビビって「もう止めてください」と弱気の記事を投稿
7,「オ レ は 議 論 が し た い ん だ」とコメント&とラックバック倍増
8,以下、ほとぼりが冷めるかブログ削除まで続く。



 正直、どこが炎上しようが関係ないと思うが(そもそも問題のブログにはコメント欄がないし)、盗作が疑われたから記事自体を消すという行動を起こすと「後ろ暗いところがあったのでは」と思われる危険性はあるだろう。
 しかし、忙しい人間にありがちな「代わりに雑事を処理してくれる関係者」が'ブログの中の人'として存在していて、看板として掲げられている本人のあずかり知らぬところで参考文書を熟読していたとしたらそれは盗作というべきか否か。


 それでも、かの議員が任期が切れるまであのキャラクターを維持していれば、ある意味たいしたものだと思う。また逆に立派な政治家に変身していれば、あの世界の業の深さを感じないでもない。
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by muzina-giku | 2006-05-25 23:37 | Web上の出来事
人の痛みを我が痛みであるかのように追体験せよ
「あした使える無駄知識」を紹介する番組で「試合終了と同時に足がつり、転倒してしまった審判」についてのトリビアを紹介していた。
 しかしその紹介中、女子タレントのバカ笑いが騒さいのなんの。しかも悪気がなさそうなのが鬱陶しさを倍増させる。

 経験した人間は分かると思うが、足をつるとかなり痛い。直前の体勢によっては無理な方向に足が突っ張っていて、その筋肉の強張りと、楽な姿勢に足の向きを戻そうとする腱との、限定された範囲における力のせめぎ合いによって、皮膚の下で肉が切れるのではないかというほどの鋭い痛みが発生し、それによってのたうち回るほどの苦痛を味わうことになる。



 眠っている時に足がつったことがある。
 内容は忘れてしまったが、なにやら大長編の予感がする夢を見ていて、そのストーリーに従って歩くなり走るなりのアクションを夢の中で行なったのだった。
 その瞬間に足がつり、半覚醒の状態で起き上がるのか歩き出すのか決めかねたまま身体を動かしたのである。

 寝ぼけてというか、「大長編の夢」ということで続きを体験したくて眠りにすがりつこうとしていたためか、わけの分からない痛みに声も出ないし、もちろん動けもしないということでかなり忘れ難い体験になったのは確かだ。

 そしてこの間、寝ながら足がつるだけにとどまらず、寝ながら舌を噛んで軽く血まみれになったという体験をしたのであった。
 噛み切るというほどひどくはなかったが、直前の「自分で自分の舌を噛む」という状況でのグニュっとした感触が少々忘れ難い(嫌な意味で)。
 力加減が出来ない睡眠中であったから、そのまま「舌を噛んで自殺」という状態で発見されたのかもしれないわけで、もしそうなったら誰も'事故'とは信じてくれないだろうな。
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by muzina-giku | 2006-05-24 22:59 | 日記でしかない
方言との折り合い
 方言を、方言であると意識することなく使用していることが多々ある。特に話言葉において。
 意識していないだけに、たまに自分で方言の使用に気付くと、穴があれば入りたいような恥ずかしい気持ちになる。

 別に方言がいけないというのではないが、なんというか発音した言葉が、緊張感の足らない気合いの抜けきった「音」で発音されることにオレの美意識が対応できないようである。特にものすごい真面目な話をしている時にゆるーっとした音が、自分の声帯と鼓膜に振動を与えているのだと思うと、他の誰かが困るわけでもないが、一人心の中でむずがゆい所をかきむしりたくなってもだえているのだ。

 多用される方言の単語について、たまに耳にすると虫酸が走るくらい嫌いな言葉がある。具体的には避けるが相づちを打つ時に用いられる言葉で「そうだね」というような意味を表すある言葉が、耳にするとバカにされたような気持ちになって軽く腹が立つ。
 とにかく音が緊張感ゼロな感じであり「真面目な話をしているのに、その生返事は何なのか」と、無茶な怒りを覚えてみたりする。ただ、相手の方は悪気があるわけでないことはわかっているのだが。



 地方都市を舞台にしたドラマで、地元の雰囲気を醸し出そうと無理にでもセリフを方言に変換するという演出がある。
 しかし、あれの良くないところは他地域の住民にはそれらしく聞こえるが、地元の人々には嘘っぽく感じられること。
 方言は地理的に近い場所でも、昔の交通事情によっては結構違っている場合が多い。文字で伝えられぬ発音の差異など、制作期間が定められているテレビドラマではすべてを習得し尽くすことは難しい。

 そういうわけで「偽大阪弁を聞かされた大阪人」の気分が切実に理解できる今日この頃だ。
 東西に全国的に周知の方言が存在しており、その中間地点の方言はマイナーであるという状況では、使用される'方言'とされるものは、東西の言葉を足して2で割ったものであるということを思い知った次第。
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by muzina-giku | 2006-05-23 22:36 | 気になる言葉
山の中
 人気のない道で事件が起きた、という話になると何故かダーク色の車を暗い時間に見たという話になる。

 多くの人が想像する悪人のイメージが、黒色(暗色)を思い起こさせるからだと思うのだが、多分に先入観のなせる技だと思う。


 数年前、うちの父親が山林の入り口近くにある親戚の畑を手伝いに行った時の話である。
 初夏の頃、畑まわりの草を刈っていた時のこと、見知らぬ若者たちが3人ほど草むらを直径1メートルくらい片づけて、なにやら植物の若木を植えていたのだそうだ。

 我が父親は、何気なく「何の花?」と彼らに声をかけたのだそうだが、若者たちは返事もせずにそのまま立ち去ったのだという。

 そのことについて当の父親から少々、相談を受けたのだが、植えた植物の葉が細い葉が手のひら状になっていた云々ということなので「Cannabisじゃないの?」という話になった。

 そんなこんなで、山林は人目が無いと思っているようだが大間違いだということ。

 ちなみに問題の若者どもは、2,3ヶ月後に官憲のお世話になったという話である。同様の素人園芸(人気のなさそうな場所にゲリラ栽培)の作業を、4,5箇所で行なったため足が簡単についてしまったようだ。

 昨今、地方では山菜泥棒、野菜泥棒が頻発しているため意外と人目が光っているらしい。
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by muzina-giku | 2006-05-22 23:33 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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