カテゴリ:理系( 99 )
鼻行類もいいけど、ハネジネズミもね
NAVERまとめにて鼻行類についてのまとめが話題になっていた。ネタとしては知っている人には目新しくもないものだけれど、模型や図版の画像がつくと新鮮になるものなのかと思わぬでもない。

  しかし、こういう架空の動物の話題も悪くはないが、現実の動物で鼻行類に似た生き物もあるので、そちらを展開しておこうと思う。

  そういうことでハネジネズミについて。名称にネズミとついているがこれらはネズミにあらず、アフリカ獣上目に分類される独立した種である。以前はネズミの近縁、モグラ、原猿などと分類があちこちしていたが、最近の遺伝子解析によりどうやら象に近い種であるとのこと。

  英語ではelephant shrew(象鼻のトガリネズミ)、生息するアフリカにおいてはセンギ(sengi)と呼ばれている。

  文字で説明するよりも画像のほうが分かりやすそうなので、YouTube動画を二つ貼っておく。前者はスライドショーで、後者は動物園で飼育されているBlack and rufous elephant shrewという品種の動く画像。

   

   

 特に後者は鼻を動かして歩き回る姿が鼻行類を彷彿とさせるように思われるのだが、どうだろう。

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by muzina-giku | 2013-12-01 11:15 | 理系
スペース・テレスコープ
 人々に愛されたハッブル宇宙望遠鏡の行く末がとても心配である。

 この手の宇宙望遠鏡としては、20年超と破格の長期間運用であるハッブルであるが、すでに騙し騙しの修理では直せないレベルの老朽化に見舞われており、数年後の運用停止は間違い無いだろうと思われる。

 一応、次世代の宇宙望遠鏡としてジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が予定されているものの、開発の遅れと予算不足により早くとも2015年、遅ければ2020年以降、最悪中止もあり得るため、宇宙望遠鏡による観測の空白期間ができることも考えられる。

 ただ、ハッブルやジェイムズ・ウェッブのような大型なものではなく、日本が運用する「すざく」や「ひので」のような小型で、観測目的の限定された物を随時組み合わせて凌ぐという考え方もあるようで、大きいばかりが能ではないのかもしれない。

 しかし、ハッブル自体は運用終了後、地球へと再突入して燃え尽きてしまう事が決定しており、それを思うと少しでも運用期間が伸びればいいのにとも思っている。でも大型であるために、衛星軌道上をただ彷徨うのも支障があるだろうから、破壊することはしかたがないのであろうが。
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by muzina-giku | 2012-06-08 00:49 | 理系
カリウム豊富
 カリウムという物質は、天然の状態でも放射性同位体のカリウム40を含んでいるため、カリウムの多い食品(バナナとか豆とか)を口にするとわずかながら被曝するのだという。その被曝線量はバナナ15グラムに対して0.1μSvである。

0.1μSvなので、健康にはほとんど影響のない値であるのだが、放射脳(放射能ではなく)の人たちを騙したらバナナを食わなくなるのかもしれないが、そもそもカリウム自体が必須元素であるために、人体そのものがカリウム40を保持している状態である。その意味で、人体は日々被曝し続けているけれど、このレベルまで一々気にし過ぎたらストレスの方の害のが大変そうだ。

 そしてカリウム40の半減期は12.48億年であり、あまりに長大であるために今すぐに消滅することはあるまい。でも放射性物質であるのはまちがいないので、やっぱり放射脳の人を炊きつけるのに嘘八百をこねくり回したくて仕方がないのだ。
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by muzina-giku | 2012-05-25 00:54 | 理系
計算尺で結果を読み取りやすくするためのライン
「ロウソクのススをガラスに付着させて」の話でもそうだったのだけれど、本格的に科学を理解できない人間の発するトンデモ発言って、何故あんなにトンデモなのかと思う。

 今年の1月ぐらいの話で、首都圏に降った雪に含まれる化学物質に放射性物質が含まれているかの検査を行い、その結果のスペクトル分析グラフが公表されたときのこと。データを出した機関で、分かりやすいようにとセシウムの部分に色付きのラインを追加したのだが、そのラインを「セシウムの値が検査可能な値よりも振り切れた」と誤読したバカが多数現れたのだそうな。

 当然のことながら放射脳(放射能じゃないよ)な方々が大騒ぎしたのだが、その騒ぎを見て検査機関の関係者が「それは分かりやすくするためのカーソル線」と発言したところ、バカの脳内にカーソル線という名の新たな放射線が生成されてしまったらしい。

 ちなみにカーソル線とは、計算尺と呼ばれるアナログ式計算用具ににて左右に動かすことの出来る透明部品に刻まれたラインのこと。それが電子計算機が登場した時に、画面上での入力が行われている部分を強調するための表示のこととなった。

 上記のスペクトルグラフでは強調のために書き加えられた物を誤読した話となっているが、バカには「インターフェイスを工夫して誤解を減らす」という概念が理解できないから説明するのが大変である。そのために「パワポ書類をそのまま印刷」の何がいけないのかを説明するのにまるっと一日という話になり、それでも理解できないらしいから「バカは放置」となりがち。
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by muzina-giku | 2012-05-22 00:26 | 理系
あンた、ガラスが煤けてるぜ
 日食を見るためのフィルターとして、「昔はガラス板をロウソクの炎でいぶしてススをつけた」という話はあるのだが、現在の時点でそれをやるのは眼球に対しての健康上の理由から勧められるものではない。

 そもそもロウソクのススというのは、原料の不純物が原因のことが多いため、現在の工業技術の工場から考えると、太陽を見ても安全な量のススが付着するとは思えないのだ。なので絶対にやってはいけない。

 明日に金環食が迫るこの時点で、いまさらガラスをいぶす人間がいるとも思えないのだが、某馬鹿者が「いぶしたガラス板が危険とアナウンスされているのは、日食観察眼鏡の売上を伸ばすためのステマ」と発言しているのを見たから。馬鹿は発言する端から色々とボロが出まくるものなのだが、なんか色々とひどいと思う。

 かくいう自分は、紙筒入りポテトチップスの筒を2本連結して「スーパー・チップスター・ピンホール観察器(ナビスコのチップスターだったのだ)」をひっそり作成した。もっと巨大にボイド管を購入しても良かったのだが、それだと重量のために持ち運びと角度調整が難しいそうだったし。
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by muzina-giku | 2012-05-21 00:04 | 理系
マイナス700度
 某国の科学技術では液化天然ガスをマイナス700度まで冷却できるのだという。絶対零度というものがあるので、よもやセルシウス度でのことではないとは思うのだが、ファーレンハイト度でもマイナス459.67度までしか存在しないので、常識的に考えてマイナス700度がどれほど難しいのか(笑)がよく分かる。しかし温度の単位は色々とあるため、例えばとてもマイナーな温度単位のドーリル度であればマイナス700度も可能であるのだが。

 だが量子物理学での高速を上回る速度で移動するニュートリノの例を出すまでもなく、今までの科学の常識を超えた現象や、それを利用した技術というものがあるのかも知れず、そういう意味での非常な低温を表すマイナス700度も存在し得るかも知れない。そこまでの低温を実現できる科学力とは如何程のものか、なのに彼の国で科学分野のノーベル賞の受賞者が存在しないのが非常に不思議なことである。

 ただし、そこまでの低温を実現できるとしても消費されるエネルギーにかかるコストが低温実現によるメリットと比べて割りに合うのかという問題は否定し得ない。またコストの問題をクリアしたとしても、低温によって圧縮した液化天然ガスが常温に戻る際に爆発的に体積を増大させることを考えると、安全に運用できるかどうかの問題を新たに引き起こすことだろう。




 そういえばその昔、特撮ヒーロ物の作品に『プロレスの星アステカイザー』という物があり、その作品中での敵役の一人がマイナス700度なる必殺技を使用していたという。それを指し、やはり特撮ヒーロー作品『仮面ライダー2号』でマイナス300度なる技を使用する怪人トドキラー以上と表現することもあるようだ。

 トドキラーの制作主である秘密結社ショッカーでは温度単位がファーレンハイト度を使っていそうな気もするが、アステカイザーでの悪のレスラー軍団ブラックミストがどのような温度単位を使っているのかは不明である。それ以前に、プロレスで極端な温度を用いた必殺技がルール上認められるかのほうが問題だが、悪のプロレス組織だけにルール無用という立場なのかも知れない。
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by muzina-giku | 2012-01-29 00:46 | 理系
由緒正しい地震予知らしい
 アメリカの由緒正しい科学者リチャード・ボイラン(Richard Boylan)なる人の地震予知がいろいろとヒドイ。

 この人の地震予知については、ほぼ毎月に近いぐらい発表されているのだが、どうも小さい数字ではインパクトが小さいとでも考えているのかマグニチュード9を大きく超えた数字を出してくることが多い。科学的な想定などたかが知れているのでそのような大きい規模の地震が無いとは限らないけれど、そこまで大きいと恐らく被害は日本だけにとどまらぬので、それを海の向こうで他人ごとのように予測して「警告」などと発言しているのが胡散臭い。

 また昨年の震災以降は余震と見られる揺れが非常に多いため、マグニチュード6程度の規模の大きめの揺れを「的中」としたとしても、分母が大きいため外すほうが難しいという状態だ。そもそも余震が多いので既に警戒している最中に「大きな地震が起きるぞー」と言われても、警告が多重になるだけであまり意味が無いような気はする。

 ともあれ東日本大震災以降、トンデモ科学者やインチキ預言者により、数撃ちゃ当たる式に地震予知が発表され続けているのだが、その数があまりに大量であるので、それらの地震予知自体がすでにネタ化されている現状だ。冒頭のボイラン博士にしたって、「由緒正しい科学者」という謎の枕詞が独り歩きしている様子でである。
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by muzina-giku | 2012-01-15 23:30 | 理系
フクシマ商法なるもの
「フクシマ商法」なる言葉を知る。

 これは、いわゆる震災文化人が無闇矢鱈と危機感を煽る文言を垂れ流すことによって、自己の存在感を高めようとするマーケティング手法のことらしい。その際に、危機感を大きく見せるため科学的なデータを無視している奴がいることが問題となっているのだが、数多く存在する放射脳(放射能じゃなく)の人々の支持に支えられその勢いが収まるように思えないのもまた大問題である。

 そもそもフクシマ商法の人々の目的は目立つことである。目立つことにより講演会やTV出演の回数が増えることで自らの利益が増すこともさらなる事なら、注目されることにより精神的な充足を得る面もあるようだ。特に後半の「注目を浴びたい」という目的に関しては、私見ながら演技性人格障害の疑いを感じることもあり、扱いづらさを感じる。

 だいたいにおいてこうした自分を高く売り込もうとする人間は扱いが面倒だが、問題となっているフクシマ商法の人については中途半端に科学知識を織り込んでくるので度し難い。もちろんきちんと分かっている人にとってはその中途半端な科学知識の穴を突いて反撃も出来るのだろうけれど、残念なことにそうした科学知識を用いての全面戦争は一般の人には理解されづらい欠点がある。そのため中途半端で途中を適度に端折ったトンデモに誤魔化されることになるのだ。

 また演技性人格障害っぽさが発揮されると、きちんとした議論の最中に自分が論破されそうになると「安全をないがしろにするのかっ!!」と怒鳴りつけ、論理のすり替えを試みる場合もあり。一見、安全志向の学者に見えるけれど、それは自分の理解出来ない高度な議論へと巻き込まれぬために、怒鳴ることで先制パンチを食らわそうとしているに過ぎぬのである。
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by muzina-giku | 2012-01-12 23:30 | 理系
対抗できないのに無闇に不安感を煽る人
 昔ブログに載っけた文章(20106月4日)を読み返し、なんとなく昨今の状況にも似たようなことがあるのではと思う。つまり、そこで書かれた「霊」を「放射能」に変えたら、現在の放射脳の皆さんの状態を説明できるのじゃないかという話だ。

 もちろん霊とは違って、放射能自体は科学的な測定器で測ることは出来る。だが測定器そのものの特性やら精度やらが癖があるという代物であるので、ある程度は測定に対して経験がある人が行うほうが望ましい。そもそも科学的な測定を厳密に行うこと自体がトップレベルの技術と知識を要求されることなのだが(その割に縁の下の力持ちなのだけれど)。

 そういうわけで「放射能測定器を使えばどんな放射能でも測れる」と信じて、測定値を見て「出た・出ない」で大騒ぎする奴がいるんだが、測定ってそんなんじゃないから。昔、分析化学をやっていた知人が「測るんなら条件揃えろ、検体からの距離だとか時間だとか、無闇矢鱈と測るんじゃねえ。正しく測れていないデータなんか捏造と一緒だ、バーカ」と吠えておったのだが、そのお気持ちをお察しください。
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by muzina-giku | 2011-12-24 00:20 | 理系
10の30乗はグルーチョ
 ニュースを見ていたら、岐阜県多治見市で行われた男女百人ずつの合コンイベントに「メガ合コン」と命名していた。しかし200人しか参加しないイベントに、接頭語として「メガ=100万」と付けて良いのか、数学的な正確さの面からは疑問が残る。

100を表す接頭語は「ヘクト」であるが、気象用語で気圧を表す「ヘクトパスカル」や、面積の「ヘクタール」で使用されているので、馴染みの薄い言葉ではないはずである。しかし、「なんかよくわからんが大きいことはメガだよね、『100メガショック』とか」のような理由で「メガ」って付けてしまったんだろうなあ。

 それでも、参加者は参加料を払わなくてはならなくて、男7000円・女3500円だったということなので、この参加料を合計すると105万円となる。その意味で「メガ」だというのなら理解できなくもないが、もしそうだとしても「金額100万円」は少々生々しいのではなかろうか。
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by muzina-giku | 2011-11-17 23:30 | 理系

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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