イタリア風麺類一般を「パスタ」と呼ぶことが非常に気になる。
スパゲッティやマカロニ、ペンネ、ファルファッレ、コンキリエ、カッペリーニ等々、種類はいろいろあるが、そうやって名前で呼んだらいいじゃないか。
そもそもパスタとは、小麦粉を水や卵液で練って作ったいわゆる麺類のこと。だから、なんでもかんでも「パスタ」で通すということは、言ってみればうどんもきしめんも、ギョウザの皮も一緒くたにしているようなものだろう。
だいたい「パスタ」と呼ぶ行為をオシャレだと勘違いしているのが解せない。
また、TVで「パスタ」という単語が出てくる度に、我が家の年寄りが「パスタって何?」と質問され、それに対して答えるのも面倒くさい。日本のあちこちに、かたくなに横文字の新語を覚えようとしない人種が存在する事実を理解してほしいものだ。