死に臨む
 不治の病で苦しむ病人(本当は病猫だが)の治療のため1週間ほど病院に通ったのだが、治療の甲斐なく逝ってしまわれた。享年8年4ヶ月。

 生物全般かどうかは不明だが、少なくともホ乳類では生命に危険を及ぼすような不調を苦しいと感じるように身体の仕組みが出来ている。
 そのため、まさに命を奪うような苦しみ方を見ていると「どうにかしてやりたい」と思うのだが、どうにもならんかったのは辛い。

「楽にしてやる」という言い方があるが、元のように健康な身体に出来ないのであれば、行き着くのはもう一方のアレである。しかし、その方向は取り返しがつかない結果を呼ぶことは目に見えているし、たとえ慈悲から出た選択としても正しい答えなのかどうかは誰に分かるわけでも無い。
 相手が動物なだけに本人(本猫)の希望を聞き出せぬのがまた悩ましい。



 人間における末期医療に関して、法整備を行なうべきかという議論があるようだが、どうなのだろう。
 延命治療を打ち切るための具体的な基準を定め、それに従い機械的に判断を下していくようになるのだろうか。

 だが、その時々に「関係者全員で悩む」という選択肢があっても良いと思うがな。その結果、どういう答えを選んだとしても「悩んだ」という事実が残る。
 結果が取り返しがつかないと分かっているのであれば、残された側が心の問題にどう折り合いをつけるかという別の話に変化するだけのことであろう。

 どの道、こうした議論は残され、生き延びる側の心を救うためにあるのではないかと思うことがある。
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by muzina-giku | 2006-04-23 23:31 | 日記でしかない

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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