辻褄が合わない
 書く人と読むだけの人、描く人と見るだけの人の差だと思うのだが、大して面白い創造物でもないのに、手間がかかっているというだけで高評価をされている場合があるのだ。

 ダルい文章でも原稿用紙1000枚書けば「凄い」だし、下手な絵でもチマッちい線で隙間が埋まっていれば「凄い」という、そういう評価に対する釈然としない感じ。注意してみれば、何処もかしこも下手くそなんだが量があることで質を凌駕しているにすぎないのに、評価されているのが気に食わぬという。

 文でも絵でも、ある程度の大物を相手にする時には、それなりにアウトラインを描いてから細部の辻褄を合わせてゆくものだと思うのだが、そういう痕跡を感じない創造物なのだ。アウトラインの存在すら感じ取れない、辻褄を合わす形跡もない、ともかく行き当たりばったりで、最終的に必要量を埋めて終わり、そんな作品には感動を覚えないものなんだがなあ。

 そりゃあ世の中には、アウトラインなしでいきなりザクザク書き散らしても何故か辻褄が合ってしまう人種がいることは知っているけれど、そういうのとは別種である。むしろ「辻褄を合わす」という作業の意味が分かっておらず、全体が破綻していることが多かったりする。でもある程度実際の作業の経験がないと「辻褄」やら「破綻」やらの意味がわからない人が多いので、雰囲気で評価されてしまう傾向なのな。

 何も考えずに大量の物を生み出すので羨ましくはあるのだけれど、しかし結局は後で気になって命を削りつつ辻褄合わせをするハメになるのは目に見えているため、憧れはしないけれど。
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by muzina-giku | 2013-02-22 00:20 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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