「壁」の意味が違う
「壁本」と呼ばれる類の本がある。これは、読み終わった時にその内容のあまりの酷さに思わず壁に叩きつけてしまいたくなる本のこと。

 曲がりなりにも「趣味・読書」を公言しているので、この手の本の一冊や二冊や三冊や四冊、経験したことはある。そういうのに一々キレていたら壁の強度が心配になってしまうので投げないけれど、その怒り心頭具合は非常によく分かるところである。

 しかし「壁本」という名称も理解は出来るけれど、世にどれほど浸透しているのかが気になった。それでGoogle先生を利用してどれほどのサイトが引っかかるのか調べて見たところ、上位のサイトにベストセラー『バカの壁』関連がズラリと並び、別の意味で感心をする次第だ。
『バカの壁』は酷いとは思わないけれど、大絶賛するほどの内容の本でも無い。だが、値段に比較しての文字量の少なさを考えると、自分の評価としては壁本なのだ。本の文字数を豚肉の量り売りみたいに考えるのはどうかと思うが、同じ量り売りでも冷解凍繰り返してドリップ垂れ流しで旨味スカスカの肉よりも、きちんと味も歯ごたえも感じられる肉の方が良い。

 結局この本を境に、新書をほとんど買わなくなってしまったので、書店経営者としては壁本なのではないだろうか。ある時期に、年間ベストセラーが新書から出る年が数年続き、それを受けて雨後の筍のように新書レーベルが創設されたのだが、『バカの壁』もそんな風潮の中、新潮新書の第1回配本であったはずだ。出版社としては同時に発売されたビートたけしの本を売りたかったようだが、結果として売れたのは養老孟司だったが。
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by muzina-giku | 2010-10-01 23:57 |

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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