10分間
 毎日描き続けることが大事だからと、1日に10分程度紙に線を引いている。本当は描き始めた絵を完成させたほうが良いとのことなのだが、絵に専念するような時間をたっぷり取るのは難しく、それでも継続したいからという意味での10分だ。上手くなりたいという欲はあるけれど、ねえ。
 ともあれ目下の目標は素早く描いて、ガイドライン的なラフをそこに顕現せしめるように出来ること。そうしたラフに肉付けをしていって、最終的には人に見せられる絵に成長させてゆくのだが、そのスタート時点でのスピードアップを図れるんじゃないかと思うのだ。

 でも問題となってくるのは、描きたいと思っている物の具体的な絵が頭の中にイメージ出来るほど、その対象を見ていなかったと気付くことか。鉛筆を手にしてから、線と線の繋がりに頭を悩ますことになる。
 例えば、自分の握り拳なんかは実物を見ながらだったらそれなりに描けるが、自分からは見えない角度の図になると頭を悩ますことになる。参照している側の手を裏向きにしようと手首を捻ってしまうと、その行為により手の動きに関わっている筋肉やら腱やらが位置を変えてしまい目指すポーズからは離れた物となってしまう。

 おそらくその状態を解決するには、写真技術に頼るか、鏡を用いるしかないのだが、なんだかそういうのに抵抗感を覚えぬでもない。この感覚の根拠は、昔散々言われた「実物を見て描け」の言葉にあるのだと思っているのだが。
 馬鹿げているけれど、精神的に未熟な時期に詰め込まれたその手の御高説はなかなか抜けづらくて困る。写真そのものをトレースするのはツマンナイ絵になる可能性が非常に大だが、自分の頭に叩き込まれていないイメージを補う意味で写真を使うのは、目に見える物体を二次元に変換することの実例を知るという意味では役立つと思う。

 そうやって何物かを目で見て、それを平面に線で表現するという作業を続けていると、やがて目で見た物を頭の中で線に変換するという作業ができるようになってくる。そんな時には、「自分が目の動物になっていってるんだなあ」と感じる。
 しかし、そうなってきても、次は影と光を切り分ける作業の効率化を図らなければいけないし、さらに色を見分ける能力も鍛えなければいけない。どのみち恐ろしく時間のかかる道であるが、目が育ってきたという自覚が出てからこの手の修練が楽しくなってしまって、いろんな意味(時間の確保とか、盛り上がっている時の止め時とか)で困る。
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by muzina-giku | 2009-08-07 00:46 | 雑記

斬るものなんでもヤワラカ仕上げ
by muzina-giku
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